中川大橋 (中川)

中川大橋は、東京都葛飾区の青砥と新宿の間に位置し、中川に架かる道路橋です。この橋は、国道6号が通過する重要な交通路となっています。

概要

現在の橋は、全長134.4メートル、幅員30.8メートルを誇る鋼連続箱桁橋です。車道は両側2車線、歩道も両側に設けられ、それぞれ幅3.0メートルあります。最大支間長は52.0メートルで、支間割は40.7m+52.0m+40.7mとなっています。橋の管理は関東地方整備局が行っており、災害時には緊急輸送路としての役割も担うため、東京都の一般緊急輸送道路に指定されています。

初代の中川大橋は、1933年（昭和8年）に完成し、1935年（昭和10年）8月に開通しました。この橋は、全長115.6メートル、幅員22メートルで、カンチレバー式プレートガーダー橋でした。車道幅は16.6メートル、歩道は両側に2.7メートルでした。最大支間長は44メートルで、支間割は35.5m+44.0m+35.5mでした。現在の橋は、1985年（昭和60年）に架け替え工事が始まり、1988年（昭和63年）に完成した2代目です。架け替え工事は、三井造船と三菱重工業が担当しました。

橋の西岸、青砥側には東京都道318号環状七号線が通っており、付近には同名のバス停留所も存在します。この橋は、地域住民の生活を支えるとともに、緊急時には重要な役割を担っています。

その他

中川大橋は、人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のアニメ版のオープニング映像にも登場しました。特に『葛飾ラプソディー』の映像では、橋の様子が描かれており、作品ファンにとっても馴染み深い場所です。

隣の橋

中川における中川大橋の隣の橋は以下の通りです。

上流側：JR常磐線中川橋梁 - 中川橋
下流側：京成本線中川橋梁 - 高砂橋

このように、中川大橋は地域の交通インフラにおいて重要な役割を果たしており、その歴史と役割は地域住民にとって欠かせないものです。

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