中広大悟

中広大悟 - 日本のプロボクサー

中広大悟（なかひろ だいご）は、1981年8月21日生まれの日本人プロボクサーで、広島県三次市の出身です。彼は、広島三栄ボクシングジムに所属し、日本スーパーフライ級の第33代王者に輝いた選手として知られています。また、広島県立広島皆実高等学校を卒業後、広島経済大学大学院を修了し、学業にも励んでいました。さらに、現在は広島市安芸区にある瀬野川病院で勤務しています。

来歴

中広は高校時代、サッカー部に在籍し、仲間にはフットサル日本代表の瀬戸彬仁やプロサッカー選手の秦賢二といった有名選手がいました。しかし、彼のボクシングキャリアは大学に入学してからのことです。

彼は2001年9月16日に福岡県春日市でプロデビューを果たし、初戦を4ラウンドの判定で勝利しました。続いて、2002年12月22日には東日本代表の河野公平との全日本スーパーフライ級新人王決定戦に臨み、6ラウンドの判定勝利を収めて新人王のタイトルを手にしました。これにより、日本ランキングにも名前を刻むことになります。

デビューからの勢いを持って、2006年2月13日には日本フライ級タイトル保持者の内藤大助に挑戦しました。試合は内藤が有利との見方が強かったですが、実際には意外な展開となり、2-1のスプリット判定で内藤が勝利する結果に。しかし、この試合によって中広への期待感が高まることになりました。

同年5月にはタイでWBC世界フライ級チャンピオン、ポンサクレック・ウォンジョンカムと戦い、残念ながら12ラウンド判定で敗れ、連敗が続きましたが、2007年にはスーパーフライ級に戻り再起を果たしました。

2008年、彼は自身のキャリアの中で大きなチャンスを迎えます。12月17日に後楽園ホールで行われた日本スーパーフライ級王座決定戦で杉田純一郎と闘い、10ラウンドの判定勝ちによりタイトルを獲得。これにより、広島のジムに所属する選手として30年ぶりに日本王者となる快挙を達成しました。

その後も選手としての力量を示し、2009年の初防衛戦では三枝健二に勝利し、さらに続く防衛戦でも連勝を重ねることとなります。特に、初回にダウンを奪ったり、序盤から有利に試合を運ぶ場面も見受けられました。

2010年には暫定王者の佐藤洋太との統一戦も行い、惜しくもタイトルを失いましたが、プロとしての実績を重ねていくとともに、さらなる高みを目指し続けました。

戦績

中広はプロにおいて29試合を戦い、23勝（うち9KO）、4敗（1KO）、2分という輝かしい成績を収めています。これらの戦歴は、彼のボクシングスタイルや闘志を物語っており、多くのファンから支持されてきました。

獲得タイトル

• - 第49回全日本スーパーフライ級新人王西軍代表
• - 第49回全日本スーパーフライ級新人王
• - 第33代日本スーパーフライ級王座（防衛3回）

中広大悟はボクシングのキャリアを通じて、多くの挑戦と栄光を共有し、ファンに感動を提供し続けています。彼の今後の展望にも期待が寄せられます。

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