中払大介

中払 大介

1977年5月22日、神奈川県に生まれた中払大介は、日本の元プロサッカー選手であり、現在はサッカー解説者として活躍しています。現役時代のポジションはミッドフィルダーでした。サッカー選手としては、SAGAWA SHIGA FCに所属した中払伸吾氏が実弟にあたります。

プロ入り前

静岡県立清水東高等学校でサッカーを学び、将来を嘱望される選手として注目を集めました。

プロキャリア

中払大介氏のプロサッカー選手としてのキャリアは、主にアビスパ福岡と京都サンガF.C.の二つのクラブで築かれました。

アビスパ福岡（1期目）

高校卒業後、1996年に当時Jリーグに新規参入したアビスパ福岡へ入団。山下芳輝選手や久永辰徳選手らとともに、チームの将来を担う若手選手として期待されました。しかし、チームはJリーグの舞台で苦戦を強いられ、成績は低迷。度々J2降格の危機に瀕し、ついに2001年にはJ2への降格を経験します。

京都パープルサンガ / 京都サンガF.C.

アビスパ福岡のJ2降格を転機として、2002年に京都パープルサンガ（現在の京都サンガF.C.）へ移籍しました。京都では、2002年シーズンにチームとして天皇杯を制覇するという栄光を経験しました。一方で、J1とJ2の間を行き来するチーム状況の中で、二度のJ1昇格とそれに続く二度のJ2降格という、激しい浮き沈みも経験することになります。2005年から2006年にかけてはチームの主将を務め、当時の柱谷幸一監督が目指す戦術において、中盤の要として重要な役割を担いました。

しかし、2007年シーズンには次第に出場機会が減少。このシーズン終了後、京都サンガF.C.から戦力外通告を受け、チームを離れることとなりました。

アビスパ福岡（2期目）

京都を退団した後、2008年には7年ぶりに古巣であるアビスパ福岡へ復帰しました。再び福岡の地でプレーしましたが、2009年11月、再びチームからの構想外となり、退団が決定しました。

現役引退

アビスパ福岡退団後、2010年2月25日に自身の公式サイトを通じて現役引退を表明。14年間のプロサッカー選手としてのキャリアに終止符を打ちました。

引退後

プロサッカー選手としての活動を終えた中払大介氏は、現在サッカー解説者として、培ってきた経験と知識を活かし、メディアなどを通じてサッカーの魅力を伝える活動を行っています。

記録

プロキャリアを通じて、Jリーグでは通算300試合以上に出場し、中盤の選手としてチームに貢献しました。

Jリーグ初出場: 1997年4月12日 対横浜マリノス戦
Jリーグ初得点: 1997年8月16日 対浦和レッズ戦

また、その他の公式戦として、2003年にはスーパーカップに1試合出場しています。

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