中曽根内閣

中曽根内閣（なかそねないかく）とは、日本の政治家である中曽根康弘氏が内閣総理大臣を務めた期間に組織された一連の政権の総称です。具体的には、昭和57年（1982年）11月27日に最初に組閣された内閣から、昭和62年（1987年）11月6日に至るまでの約5年間、中曽根氏を首班とする複数の内閣が日本の政務を担いました。

この期間に成立した内閣は、以下の通りです。

第1次中曽根内閣

昭和57年（1982年）11月27日に、中曽根康弘氏が第71代内閣総理大臣に指名され、最初に発足させたのが第1次中曽根内閣です。この政権は、およそ1年間の任期を務め上げ、昭和58年（1983年）12月27日に総辞職しました。

第2次中曽根内閣

第1次内閣の総辞職と同日である昭和58年（1983年）12月27日、中曽根氏は引き続き内閣総理大臣として、第2次中曽根内閣を組織しました。この第2次内閣は、翌年の昭和59年（1984年）11月1日まで、約11ヶ月間にわたり政権を担当しました。

第2次中曽根第1次改造内閣

昭和59年（1984年）11月1日、第2次中曽根内閣の一部閣僚を入れ替える形で、第2次中曽根第1次改造内閣が発足しました。この改造内閣は、昭和60年（1985年）12月28日まで、1年以上にわたって日本の国政を運営しました。

第2次中曽根第2次改造内閣

第1次改造内閣が発足してから約1年あまりが経過した昭和60年（1985年）12月28日、再び内閣の改造が行われ、第2次中曽根第2次改造内閣が成立しました。この第2次改造内閣は、昭和61年（1986年）7月22日まで、約7ヶ月間存続しました。

第3次中曽根内閣

第2次中曽根第2次改造内閣の終焉を経て、昭和61年（1986年）7月22日、中曽根氏は新たに第3次中曽根内閣を組織しました。これが中曽根氏が首相として最後に率いた内閣となります。第3次内閣は、昭和62年（1987年）11月6日に総辞職し、これをもって一連の中曽根内閣による約5年間の政権運営に幕が下ろされました。

このように、中曽根内閣とは、単一の政権ではなく、中曽根康弘氏が首相の座にあった昭和57年から昭和62年にかけて、連続して組織され、約5年間にわたり日本の政治を主導した複数の内閣の総称として理解されています。

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