中村健人 (野球)

中村 健人（なかむら けんと）

中村健人は、1997年5月21日生まれ、愛知県名古屋市天白区出身のプロ野球選手です。ポジションは外野手で、右投右打の選手です。現在は広島東洋カープに所属し、若手の有望選手として成長を続けています。

経歴

プロ入り前

中村選手は名古屋市立久方中学校に在籍していた際、硬式野球チーム「愛知知多ボーイズ」に所属していました。その後、中京大学附属中京高等学校に進学すると、1年生の夏からベンチ入りし、2年生の春からは中堅手のレギュラーに選ばれました。特に、3年生の春に出場した第97回全国高等学校野球選手権大会ではその実力を証明しました。

その後、慶應義塾大学に進学します。在学中は、1年春からリーグ戦に出場し、3年秋には最多本塁打とベストナインを獲得。大学では通算198打数50安打、打率.253、8本塁打、34打点を記録しますが、プロ志望届を提出してもドラフトで指名されることはありませんでした。卒業後は社会人野球のトヨタ自動車へ進み、都市対抗野球大会や社会人野球日本選手権大会で4番打者として活躍しました。

プロ入り

2021年10月のプロ野球ドラフトで、広島東洋カープから3位指名を受け、12月に契約を結びました。契約金は5000万円、年俸は1100万円で、背番号は50に決定しました。

広島でのキャリア

2022年、プロ入り初年となった中村選手は、春季キャンプを一軍で始めると、即座にその実力をアピールしました。3月には横浜スタジアムでの試合で一軍初出場を果たし、続いて初安打も記録しました。5月には初本塁打を放つなど、印象的なプレーを続けましたが、外野手秋山翔吾の加入により出場機会は徐々に減少し、最終的に63試合に出場し、29安打3本塁打10打点を記録しました。

2023年シーズンは、開幕一軍を逃す結果となり、シーズンを通して一軍出場はありませんでした。二軍では83試合に出場し、42安打で3本塁打、25打点を記録しました。

特徴と人物

中村選手は、走、攻、守の全てにおいて優れた実力を持つ選手です。特に長打力や広角に打ち分ける打撃技術が彼の魅力です。また、愛称は「ケンティー」として親しまれており、チームでは礼儀正しく、ベンチからチームメートを応援する声が特に目立ちます。

社会人時代には営業業務部に所属しており、北京五輪のメダリストと同期入社だったことでも知られています。

結論

中村健人は、プロ野球選手としての経験を積みながら、さらなる成長と活躍が期待されています。彼の今後のプレーに注目が集まります。

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