中村啓一

中村啓一は、1923年8月30日に生まれ、1987年7月7日に63歳で逝去した日本の政治家です。彼は、自由民主党に所属し、参議院議員として1期を務めました。

中村は北海道出身で、1946年に東北帝国大学法文学部法律学科を卒業しました。その後、地方自治の世界に入り、香川県財政課長、秋田県、北海道各総務部長といった要職を歴任しました。また、自治省では選挙課長、選挙部長を歴任するなど、地方自治制度の運営に深く関わりました。

1977年の第11回参議院議員通常選挙において、中村は北海道選挙区から自由民主党公認で立候補し、見事当選を果たしました。参議院議員としては、鈴木善幸内閣において北海道開発政務次官を務め、北海道の発展に尽力しました。また、自民党内では都市局次長を務めるなど、都市政策にも携わりました。

1983年の参議院議員選挙には出馬せず、政界を引退しました。1987年7月7日に63歳で死去。その功績が認められ、死没日をもって勲二等瑞宝章が追贈され、正八位から従四位に叙されました。

参考文献

衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
『朝日選挙大観』朝日新聞社、1997年。
* 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年～平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』日外アソシエーツ株式会社、2012年。

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