中村嘉人

中村嘉人（なかむら よしひと）氏は、1929年（昭和4年）4月18日生まれの日本の文筆家です。北海道札幌市に在住し、地域文化の振興に貢献してきました。

経歴

中村氏は函館市で生まれ、旧制函館中学校（現在の函館中部高等学校）、旧制弘前高等学校（現在の弘前大学）を経て、大阪大学経済学部を卒業しました。教師、雑誌編集者、会社経営者としての経験を経て、文筆業に転身しました。道銀文化財団副理事長、堀江オルゴール博物館理事、札幌市民芸術祭実行委員会委員などの公職も歴任しています。

著書

中村氏は、昭和の時代や歴史、人生観に関する著書を多数出版しています。主な著書は以下の通りです。

『古い日々：さる日、さる人、さる町の』 (未来社, 1994年7月)
『ロマノフ家のオルゴール 堀江オルゴール館物語』 (未来社, 1994年2月)
『時代小説百番勝負』 (筑摩書房, 1996年4月)
『池波正太郎。男の世界』 (PHP研究所, 1997年10月)
『定年後とこれからの時代 ますます意気盛んな「人生の愉しみ方」とは』 (長谷川慶太郎共著, 青春出版社, 1999年12月)
『経営は人づくりにあり 日立ソフト・成功の秘密』 (PHP研究所, 2002年3月)
『大衆の心に生きた昭和の画家たち』 (PHP研究所, 2007年3月)
『クラシックホテルの物語 郷愁の時を訪ねて』 (エムジー・コーポレーション, 2008年4月)
『人生、70歳からが愉しい』 (亜璃西社, 2010年12月)
『函館人』 (言視社, 2013年9月)
『いまからでも遅くはない』 (言視社, 2014年6月)
『シニアライフの本音』 (言視社, 2017年7月)

これらの著書からは、中村氏の幅広い知識と豊かな人生経験がうかがえます。特に、昭和の文化や歴史、シニアライフに関する考察は、多くの読者に共感と示唆を与えています。

中村氏は、文筆家として、また地域文化の担い手として、多岐にわたる分野でその才能を発揮し、社会に貢献し続けています。

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