中村達也 (1965年生のドラマー)

中村 達也

中村達也（なかむら たつや、1965年1月4日生まれ）は、富山県出身の日本のミュージシャン、ドラマー、俳優である。彼は1987年から2000年までの間、伝説的なバンド「BLANKEY JET CITY」のドラマーとして知られており、さらにソロプロジェクト「LOSALIOS」としても活動をしている。年齢を重ねるごとに進化し続ける彼の音楽スタイルと演技力は、多くのファンに影響を与えてきた。

彼の音楽キャリアは高校時代から始まり、多くのバンドに参加してきた。特に高校生の頃は、「SHOCKERS」、「OXYDOLL」、「ザ・スターリン」、「THE GOD」、「MASTURBATION」、「THE STAR CLUB」などでの活動が顕著であった。その後、彼は浅井健一に誘われ、照井利幸と共に「BLANKEY JET CITY」を結成し、1990年からはそのバンドで精力的に活動を開始した。彼のドラミングスタイルは独特であり、激しいロックサウンドに新しい風を吹き込んだ。

「BLANKEY JET CITY」の活動期間中、彼はLOVE SHOP LOSALIOS名義で初のソロ作品を発表し、その後の音楽キャリアにつながる新たなステップを踏んだ。1999年には青木達之の急逝に伴い、東京スカパラダイスオーケストラのメンバーと共に「世界地図は血の跡」を発表、2000年の解散後もLOSALIOSを再始動させ、新たな音楽を届けている。彼は常に新しい音楽に挑戦し続け、2003年にはジョン・ゾーンやビル・ラズウェルとのセッションアルバム「Buck Jam Tonic」を発表した。

彼の音楽活動だけでなく、俳優としての活動にも力を入れている。2009年には映画『蘇りの血』で主演を務め、その存在感をアピールした。2010年にはNHK大河ドラマ『龍馬伝』に出演し、京都見廻組隊士・佐々木只三郎役で登場。以降、さまざまなテレビドラマや映画にも関与し、その演技力が高く評価されている。

2011年には斉藤和義と共にバンド「MANNISH BOYS」を結成し、現在までにシングルやアルバムをリリース。活動内容も多岐にわたり、2012年には「The Golden Wet Fingers」や「the day」といったバンドを結成し、さらには「OXYDOLL」の再結成も果たすなど、彼の音楽活動は進化を続けている。

さらに、彼は異ジャンルのアーティストたちとのコラボレーションも積極的に行っている。山下洋輔や大友良英、勝井祐二などの著名なミュージシャンとのフリーセッションも行い、その音楽的視野を広げ続けている。また、画家の黒田征太郎とのライブペインティングや舞踏家の田中泯との共同制作「ニホンオオカミの足跡」にも参加し、表現者としての幅も広げている。

中村達也の音楽活動や演技は、単なる表現にとどまらず、彼が持つ独自の感性と経験にも基づいている。現在も活躍を続け、多くのファンに影響を与える彼の最新情報は、公式サイトやSNSでも随時発信されている。

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