中橋 (宮川)

飛騨高山のシンボル、朱色の中橋

中橋は、岐阜県高山市の本町一丁目と上三之町を結ぶ、宮川に架かる橋です。朱色に塗られた擬宝珠（ぎぼし）と欄干が特徴的で、「赤い中橋」とも呼ばれ、その美しい姿は飛騨高山の観光シンボルとして親しまれています。

春の高山祭と中橋

毎年4月14日と15日に行われる春の高山祭（山王祭）は、日本三大美祭の一つとして知られています。祭りの際には、神楽臺（かぐらだい）が獅子舞を伴いながら中橋を渡る「橋渡し」という儀式が行われ、山王祭の中でも特に重要な行事の一つとなっています。

概要

供用開始: 1925年（大正14年）
現在の姿: 1965年（昭和40年）に欄干が取り替えられ、現在の朱色になりました。
橋の長さ: 35.4メートル
橋の幅: 7.9メートル
構造: 単純プレートガーダー

歴史

中橋は、高山市が城下町として栄えていた時代から存在していましたが、過去に何度か水害によって流失しています。現在の橋は、1925年（大正14年）に再建されたもので、1965年（昭和40年）に現在の形に改修されました。

ライトアップ

中橋では、春夏秋冬の年4回、夜間にライトアップが行われます。このライトアップは1987年以前から行われており、飛騨高山の観光地におけるライトアップの先駆けとなりました。秋冬のライトアップは、例年紅葉シーズンに合わせて開始されます。2007年の秋冬には、飛騨・美濃じまんプロジェクトの観光キャンペーンに合わせて、開始時期が1週間早められました。現在では、高山市内の多く観光地でライトアップが実施されています。

周辺情報

中橋の周辺には桜や柳の木が植えられており、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。また、各テレビ局のお天気カメラが設置されており、その映像を通して中橋の様子が全国に発信されています。

中橋は、その美しい景観と歴史的な背景から、多くの観光客に愛される飛騨高山の代表的な観光スポットです。

隣の橋:

枡形橋 - 中橋 - 筏橋

関連情報:
中橋｜観光スポット - 岐阜県観光公式サイト「岐阜の旅ガイド」
* 中橋｜スポット - 飛騨高山旅ガイド｜高山市観光公式サイト

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