中町 (新宿区)とは？意味をやさしく解説

中町（なかまち）

東京都新宿区に位置する中町は、「丁目」の設定がない単独町名で、住居表示は実施されていません。新宿区の北東部、牛込地域に属し、主に住宅地として利用されています。マンションも見られ、静かな住環境が特徴です。

中町の北東部は袋町、南東部は南町、南西部は細工町と納戸町、北西部は北町とそれぞれ隣接しています。これらの地名はいずれも新宿区内に位置しています。

2024年 1月1日の公示地価によると、中町32番1の地点での住宅地地価は1平方メートルあたり120万円となっています。これは、都心に近い住宅地としての価値を示しています。

中町は、元々「牛込中御徒町」と呼ばれていましたが、1872年（明治5年）に「牛込中町」と改称されました。この改称は、地域の歴史と変化を物語る出来事です。

2023年1月1日現在の東京都の発表によると、中町の世帯数は264世帯、人口は509人です。

中町は、新宿区立の小中学校の学区に指定されており、区域全域が新宿区立愛日小学校と新宿区立牛込第三中学校の学区となっています（2018年8月時点）。

2021年の経済センサス調査によると、中町には18の事業所があり、121人の従業員が働いています。事業所数は比較的小規模ですが、地域経済の一端を担っています。

中町には、地域の文化と情報の発信拠点として以下の施設があります。

新宿区立中町図書館
宮城道雄記念館

中町は、以下の著名な人物と縁があります。

松波仁一郎（法学博士、東京帝国大学教授） - 中町に住所がありました。
宮城道雄（作曲家・箏曲家） - 中町に住居を構え、戦後の復興期にはその住居を再建しました。

郵便番号: 162-0835（集配局：牛込郵便局）

参考文献

『大日本博士録第壹卷』発展社、1921 - 1930年。