中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』は、志水アキによる日本の漫画作品です。原作は京極夏彦の人気小説『百鬼夜行シリーズ』。2019年11月号から『少年マガジンエッジ』で連載が開始され、同誌の休刊に伴い『コミックDAYS』へ移籍、現在も連載中です。田村半蔵が脚本協力としてクレジットされています。

本作は、『百鬼夜行シリーズ』のスピンオフ作品という位置づけで、中禅寺秋彦が古本屋「京極堂」を営む以前、高校教師だった時代を描いています。原作付きコミカライズを経て、志水アキによるオリジナルストーリーとして展開されています。

2025年4月にはテレビアニメの放送が予定されており、新たなファン層の獲得が期待されています。

あらすじ

物語の舞台は終戦から3年後の昭和23年。新制高校に通う日下部栞奈は、旧校舎の図書室で幽霊を見たという生徒の噂を聞き、自ら確かめに行きます。そこで彼女も幽霊を目撃しますが、真相は意外なものでした。この出来事をきっかけに、栞奈は周囲から「幽霊退治をした」と噂されるようになり、教師である中禅寺秋彦に様々な相談を持ちかけるようになります。そして、中禅寺先生を通じて、個性的な友人たちとも交流を深めていくことになります。

登場人物

主要人物

日下部栞奈（くさかべ かんな）
声 - 前田佳織里
本作の主人公。都立美戸川高校に通う2年生。父親は医者で、読書と甘いものが大好き。中禅寺先生に相談を持ちかけるうちに、怪事件に巻き込まれていきます。級友からは除霊能力を持った「心霊探偵」として扱われるようになります。

中禅寺秋彦（ちゅうぜんじ あきひこ）
声 - 小西克幸
美戸川高校の国語教師。普段は不愛想ですが、事件の真相を見抜く鋭い洞察力を持っています。後に古本屋「京極堂」を開業します。

榎木津礼二郎（えのきづ れいじろう）
声 - 立花慎之介
眼帯をつけた美青年。普段はジャズバーでギターを弾いています。特殊な能力を持っているようです。

関口巽（せきぐち たつみ）
声 - 西地修哉
粘菌の研究者であり、作家。内向的な性格で、事件に巻き込まれやすい体質です。

木場修太郎（きば しゅうたろう）
声 - 星野貴紀
派出所勤務の警官。正義感が強く、猪突猛進な性格です。

中禅寺敦子（ちゅうぜんじ あつこ）
声 - 降幡愛
学生。兄夫婦と同居しています。

中禅寺千鶴子（ちゅうぜんじ ちづるこ）
声 - 茅野愛衣
中禅寺秋彦の妹。実家は京都の和菓子屋「京極堂」。

石榴（ざくろ）
中禅寺家の飼い猫。

その他の登場人物

榎木津総一郎（えのきづ そういちろう）
声 - 宮本充
実業家。榎木津礼二郎の兄。

今川雅澄
骨董店の店主代理。

伊佐間一成

鳥口守彦
赤井書房の社員。

雪絵
声 - 佐倉薫
千鶴子の友人。

降旗弘

青木文蔵
警視庁捜査一課の刑事。

蓑田静江
声 - 小笠原早紀
栞奈の友人。

タケ坊
声 - 羽多野渉
男子生徒。空手部所属。

幸子
図書室の幽霊を目撃した生徒。

白石先生
手芸部顧問。

竹熊先生
空手部顧問。

御薙麗子
令嬢。

連城花代
声 - 藤井ゆきよ
女生徒。ドッペルゲンガーを目撃する。

鵜久森綾乃
別のクラスの女生徒。神隠しに遭う。

涼子
声 - 赤尾ひかる
女生徒。

武園秋倫
男子生徒。

テレビアニメ

2025年4月よりテレビ東京ほかにて放送予定。

スタッフ

原作 - 志水アキ、田村半蔵、京極夏彦
監督 - 熊野千尋
アニメーション構成・脚本 - 岡篤志
キャラクターデザイン - 鈴木政彦
アニメーション制作 - 100studio

主題歌

オープニングテーマ: HoneyWorks feat.花譜「彼女は今、迷宮の中。」
* エンディングテーマ: Sizuk「君の知らないこと」

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