少年マガジンエッジ

少年マガジンエッジ（Shonen Magazine Edge）

『少年マガジンエッジ』は、講談社が発行していた日本の月刊漫画雑誌です。2015年9月17日に創刊され、2023年10月17日に休刊しました。毎月17日に発売され、創刊時の定価は650円、休刊号では680円でした。雑誌は平綴じで、B5サイズでした。

歴史

2013年12月5日に創刊が公表され、雑誌名は2015年6月1日に発表されました。当初は2015年春の創刊が予定されていました。

2015年9月17日、『月刊少年ライバル』の休刊に伴い、『少年マガジンエッジ』は創刊されました。「マガジンブランドの一番「外側」を行く、「好き」を極めるネオ・ビジュアル少年誌」を標榜し、誌名は「マガジングループの最も外側を行く、とがった作品を掲載する」という目標に由来しています。創刊時の編集長である小佐野文雄氏によれば、本誌はマガジングループの最先端として、漫画の新時代を切り開くことを目指し、ビジュアル的にもハイクオリティな作品を取り揃えていました。少年読者や男性読者だけでなく、女性読者もターゲットにしていました。創刊時の挨拶では、「『エッジ』で生まれる『熱狂』を届けたい」と記されていました。創刊号の表紙を担当した武井宏之氏は、本誌の創刊に際して「尖ってなんぼ」「目立ったことしてほしい」「どんどん突拍子もないことしてほしい」と語っていました。

2023年8月17日、同年10月17日発売の11月号をもって休刊となることが発表されました。休刊号の編集長は吉田守芳氏が務め、表紙は再び武井宏之氏が担当しました。休刊後、掲載作品は読者の「更なる『好き』に刺さることを目指し」、『マガジンポケット』（講談社）など、作品に合わせた媒体へ移籍して連載が継続されています。

歴代編集長

小佐野文雄（創刊 - ）
吉田守芳（ - 2023年11月号）

主な掲載作品

『少年マガジンエッジ』では、数多くの作品が連載されました。これらの作品は、本誌の「尖った」作風を象徴するものであり、多くの読者に支持されました。

アキバタリアン（原作：稲船敬二、漫画：TATSUBON）2016年1月号 - 2016年12月号
そこに縄があるんだ（いうのす）2016年7月号 - 2017年5月号
日本魔女（寺田晃輔）2016年7月号 - 2016年11月号
魔女と野獣（佐竹幸典）2016年7月号 - 2016年9月号

マガジンエッジKC

マガジンエッジKCは、『少年マガジンエッジ』に掲載された作品を収録する漫画単行本レーベルです。2016年4月15日に創刊され、創刊時には『猫ヶ原』（武井宏之）、『誓約のフロントライン』（原作：鈴木鈴（GoRA）、漫画：佐藤ミト）、『うちのクラスの女子がヤバい』（衿沢世衣子）、『ARAMITAMA』（ゴツボ×リュウジ）、『アイ先生はわからない』（児玉潤）の5作品が刊行されました。

『少年マガジンエッジ』の公式サイトに掲載されている『水曜日のシリウス』、『Palcy』、『マガジンポケット』などの連載作品の単行本も、このレーベルから刊行されています。また、『シャーマンキング』の完全版も本レーベルより刊行されました。

主催賞

エッジCOMICアワード

『少年マガジンエッジ』では、エッジCOMICアワードという新人賞を主催していました。1か月ごとに一次選考を実施し、選考結果は誌面や公式Twitterで発表していました。デジタルでの応募も可能でした。

外部リンク

少年マガジンエッジ公式サイト
少年マガジンエッジ編集部 (@magazine_edge) - X（旧Twitter）

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