中谷ゆみ

中谷 ゆみ：幅広い役柄で活躍したベテラン声優

中谷ゆみ（1950年6月7日 - ）は、東京都千代田区出身の女性声優です。

経歴と人物

清泉女子大学と東京アナウンスアカミーを卒業後、声優としてのキャリアをスタート。TTC、青二プロダクションに所属していました。芝居への情熱から声優の道へ進み、甘く冷たい、シャーベットのようなメゾソプラノボイスが持ち味です。特技はスキーと料理です。

代表作と出演作品

中谷ゆみさんは、1970年代から数多くのアニメ作品に出演し、昭和アニメ黄金期を彩る声優として活躍しました。代表作として挙げられるのは、1974年の『アルプスの少女ハイジ』や『グレートマジンガー』（ジュン役）、1975年の『はじめ人間ギャートルズ』、1976年の『キャンディ・キャンディ』（イライザ・ラガン役）、『超電磁ロボ コン・バトラーV』など、数々の国民的アニメ作品への参加が知られています。

その後も、1970年代後半から1980年代にかけて、『宇宙海賊キャプテンハーロック』（複数役）、『SF西遊記スタージンガー』（複数役）、『ペリーヌ物語』、『赤毛のアン』（メアリー・ジョー役）、『機動戦士ガンダム』（ハモン役）、『銀河鉄道999』（複数役）、『Dr.スランプ アラレちゃん』（空豆まめ役）、『北斗の拳』（ユウの母役）、『ゲゲゲの鬼太郎』（第3作）（複数役）、『名探偵コナン』（複数役）など、幅広いジャンルのアニメ作品に多数出演。数多くのキャラクターに命を吹き込みました。

OVA作品への出演や、劇場アニメ『機動戦士ガンダム』（ハモン役）、『伝説巨神イデオン』（シラク、エミリア役）などへの参加も多数あります。

また、ゲーム作品にも多数出演しており、『スーパーロボット大戦』シリーズでは、炎ジュン役、メリー・キング役、クラウレ・ハモン役など、複数作品にわたって重要なキャラクターを演じ、シリーズファンに広く知られています。その他、『スーパーシュヴァルツシルト2』『CAL II / III』『TEAM INNOCENT』『モンスターメーカー 闇の竜騎士』などにも参加しています。

さらに、ラジオドラマ、人形劇『きかんしゃトーマス』（複数役）、ドラマCD、ナレーションなど、声優としての活動は多岐に渡り、その実力は高く評価されています。

まとめ

中谷ゆみさんは、昭和から平成、そして令和へと時代を超えて活躍を続けるベテラン声優です。数多くのアニメ、ゲーム、その他の作品で、豊かな表現力と確かな演技力で、視聴者・プレイヤーを魅了し続けてきました。その多彩なキャリアと、多くの作品への貢献は、日本のアニメーション史に大きな足跡を残しています。彼女の声は、多くの人の記憶に深く刻まれ、これからも多くのファンに愛され続けるでしょう。

もう一度検索