中道リース

中道リース株式会社：北海道発、全国展開を目指す総合リース会社

中道リース株式会社は、北海道札幌市に本社を置く、堅実な経営で知られる総合リース会社です。1972年の設立以来、着実な成長を続け、北海道のみならず、関東・東北エリアにも事業を拡大しています。

設立と成長

中道リースは、機械商社である中道機械の商品取り扱いを中心に事業を開始しました。その後、建設機械、輸送機械、医療機器へとリース対象を拡大し、多角的な事業展開を進めてきました。特に1994年以降は、積極的な営業戦略により、関東・東北エリアへの進出を加速させました。リース債権の流動化・小口販売化にも取り組むなど、常に市場の変化に対応し、事業の多様化を図っています。

品質と信頼

顧客への信頼を第一に考える中道リースは、2002年に本社部門がISO 9001を取得しました。これは、北海道のリース業界において初の快挙であり、同社の品質マネジメントシステムに対する高い意識と、顧客満足度向上への強い姿勢を示しています。

コーポレートガバナンスの強化

2005年には売上高350億円を達成し、さらなる成長を目指した中道リースは、企業の透明性と公正な企業活動を推進するため、コーポレート・ガバナンスの強化を経営戦略の中心に据えました。地域密着型の経営基盤を維持しながらも、現代的な企業統治体制の構築に力を入れています。

親会社倒産からの再生

2009年、中道リースの親会社である中道機械が民事再生法の適用を申請し、倒産しました。この危機的な状況の中、当時の中道リース社長である関寛氏は、個人で中道機械から株式を譲り受け、マネジメント・バイアウト（MBO）を実行。経営権を獲得し、企業の再生に尽力しました。この決断と行動力は、中道リースの存続と成長に大きく貢献しました。

事業内容と展開

中道リースは、幅広い業界の顧客に対し、多様なリースサービスを提供しています。機械商社としての歴史を活かし、建設機械や輸送機械のリースが主力事業となっていますが、医療機器リースへの進出など、事業領域を着実に拡大してきました。近年は、顧客ニーズの多様化に対応するため、リース契約の柔軟性向上や、新たなサービスの開発に力を入れています。

地域社会への貢献

北海道を拠点とする企業として、中道リースは地域社会への貢献にも積極的に取り組んでいます。地元経済の発展に寄与するだけでなく、地域社会との連携強化にも注力し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

将来展望

中道リースは、今後も、顧客ニーズの変化に対応しながら、北海道を基盤とした堅実な経営を継続し、更なる成長を目指していくことでしょう。長年にわたる信頼と実績を土台に、常に変化する市場環境に適応し、多様なニーズに応えるリースサービスを提供することで、顧客の事業発展を支援していく姿勢を維持し続けるものと期待されます。

沿革

1972年4月：設立、資本金2,000万円
1973年5月：資本金5,000万円に増資
1977年7月：資本金1億3,000万円に増資
1978年12月：資本金1億5,000万円に増資
1984年7月：資本金1億8,000万円に増資
1986年12月22日：資本金4億4,800万円に増資、札幌証券取引所に上場
1988年6月：資本金7億9,920万円に増資
2005年5月：資本金22億9,743万円に増資
2013年6月：子会社メッドネクスト株式会社設立

事業所

本社（札幌市中央区）
東京支社（東京都港区）
旭川支店（北海道旭川市）
帯広支店（北海道帯広市）
函館支店（北海道函館市）
苫小牧支店（北海道苫小牧市）
釧路営業所（北海道釧路市）
仙台支店（宮城県仙台市青葉区）
青森支店（青森県青森市）
盛岡支店（岩手県盛岡市）
郡山支店（福島県郡山市）
山形営業所（山形県山形市）
大宮支店（埼玉県さいたま市大宮区）
横浜支店（神奈川県横浜市西区）
千葉支店（千葉県千葉市中央区）
水戸支店（茨城県水戸市）
宇都宮支店（栃木県宇都宮市）

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