中道裕大

中道 裕大について

中道 裕大（なかみち ひろお）は、1979年5月8日に京都府北桑田郡京北町（現在の京都市右京区）で生まれた日本の漫画家です。血液型はAB型で、これまでに『ハルノクニ』や『月の蛇 〜水滸伝異聞〜』、さらに『放課後さいころ倶楽部』など、多様な作品を発表しています。

略歴

中道は、京都府立北桑田高等学校を卒業後、広島市立大学の芸術学部デザイン工芸科に進み、創作の基礎を学びました。2002年には「風」という作品で第50回小学館新人コミック大賞を受賞し、同年の少年サンデー超に掲載されたことで正式に漫画家デビューを果たしました。彼の初の連載作品は、2006年から2007年にかけて『週刊少年サンデー』で発表された『ハルノクニ』です。

その後、2009年から『ゲッサン』にて『月の蛇 〜水滸伝異聞〜』が連載され、2013年には『放課後さいころ倶楽部』の連載を開始しました。この作品は2021年に完結し、アニメ化も発表されるなど、多くの注目を集めました。2022年には新たに『シェアハウス・ナイル』の原作を担当し、現在も活躍を続けています。

人物

幼少期の彼は小規模な学校に通い、全校生徒が15人という環境でした。同級生が1人しかおらず、少人数の中で育ったことが後の創作に影響を与えたかもしれません。彼は学生時代に空手や剣道を学び、空手では2つの流派で段位を取得するなど、格闘技にも情熱を注いでいました。

受賞歴

中道は2001年に「スルタンの弟」でまんがカレッジの努力賞を受賞し、翌年には「風」で小学館新人コミック大賞の少年部門大賞を獲得しました。これらの受賞が、彼の創作活動の契機となりました。

作品リスト

中道裕大は多岐にわたる作品を発表しており、特に連載作品には次のものがあります。

• - ハルノクニ（原作：浜中明） - 2006年から2007年にかけて『週刊少年サンデー』に連載。
• - 月の蛇 〜水滸伝異聞〜 - 2009年から2012年にかけて『ゲッサン』に連載。
• - 放課後さいころ倶楽部 - 2013年から2021年まで『ゲッサン』で連載し、アニメ化もされた作品。
• - シェアハウス・ナイル - 2022年から『ゲッサン』にて連載中。
• - Kaiju on the Earth ボルカルス（原作：渡辺範明） - 2023年から『サンデーうぇぶり』で連載中。

彼の作品は、独特の視点と魅力的なキャラクターが特徴で、読者からも高い評価を受けています。具体的な書籍版は以下の通りです：

• - 『ハルノクニ』、全4巻（小学館、2006年-2007年）
• - 『月の蛇 〜水滸伝異聞〜』、全7巻（小学館、2009年-2012年）
• - 『放課後さいころ倶楽部』、全19巻（小学館、2013年-2021年）
• - 『シェアハウス・ナイル』、全4巻（小学館、2023年-2024年）
• - 『Kaiju on the Earth ボルカルス』、既刊3巻（2024年以降にさらなる刊行予定）

中道裕大の作品は、漫画だけでなく、WEBアニメや従来のテレビアニメのキャラクターデザインにも関わっており、幅広いメディアでの活躍が期待されます。彼のファンは、今後の新作に注目し続けることでしょう。

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