中部最高位戦

中部最高位戦は、1976年から1978年までの3年間、日本棋院中部総本部所属の棋士によって争われた囲碁の棋戦です。この棋戦は中部読売新聞が主催し、中部地区における囲碁界の活性化に貢献しました。決勝戦は三番勝負という形式で、優勝者を決定しました。

歴代優勝者

第1期（1976年）：岩田達明が馬場滋を2-0で破り優勝
第2期（1977年）：岩田達明が島村俊宏を2-1で下し優勝
第3期（1978年）：岩田達明が土田正光を2-1で破り優勝

3期全てで岩田達明が優勝し、圧倒的な強さを見せつけました。

特徴

中部地区限定: 日本棋院中部総本部に所属する棋士のみが参加資格を持つ、地域限定の棋戦でした。
短期開催: わずか3年間という短い期間で開催された棋戦であり、幻の棋戦とも言えます。
中部読売新聞主催: 中部読売新聞が主催することで、地域における囲碁の普及と振興に貢献しました。
三番勝負: 決勝戦は三番勝負で行われ、実力伯仲の対局が繰り広げられました。

参考文献

『囲碁年鑑』日本棋院

関連項目

* 王冠戦

中部最高位戦は、短期間ながらも中部地区の囲碁界に大きな影響を与えた棋戦として、その名を歴史に刻んでいます。王冠戦と共に、当時の地域棋戦の隆盛を物語る存在と言えるでしょう。

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