中野郵便局

中野郵便局の概要

中野郵便局（なかのゆうびんきょく）は、東京都中野区に所在する郵便局です。この局は、日本の郵政制度の民営化前には集配普通郵便局として運営されていました。現在でも、地域住民に重要な郵便サービスを提供しています。

基本情報

• - 住所: 〒164-8799 東京都中野区中野2-27-1
• - 併設施設: ゆうちょ銀行中野店（本店中野出張所）：取扱店番号011390
• - 分室: 現在のところ、分室はありませんが、かつては野方分室が存在し、1964年に廃止されました。その代わりに中野北郵便局が設けられました。

歴史的背景

中野郵便局の歴史は1882年に始まり、当初は中野郵便受取所として設置されました。翌年には中野郵便分局に昇格し、1885年には四等郵便局として認可され、貯金の取扱も開始されました。その後、1890年には為替取扱所も設置され、業務の拡充が進められました。

明治30年代には「中野郵便電信局」としても機能し、1903年からは正式に中野郵便局として知られるようになりました。1950年には移転を経て、電話通話事務や和文電報の受付も始まりました。1964年には分室が廃止されたものの、中野郵便局としての役割は続きます。

1972年の再移転後は、旧中野区役所の庁舎跡に位置することになり、1993年には外貨両替やトラベラーズチェックの取引を開始しました。その後、2007年の民営化に伴い、いくつかの業務が郵便事業中野支店やゆうちょ銀行中野店に移管され、2012年にはこれらが中野郵便局に統合されました。

主な取扱業務

中野郵便局では、郵便物の取り扱いや印紙、ゆうパック、内容証明郵便など多岐にわたるサービスを提供しています。また、生命保険や自賠責保険、自動車保険の業務も行っており、中野区内の一部地域（郵便番号164-xxxx）に対して集配業務を行っています。

併設されているゆうちょ銀行中野店では、貯金、貸付、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替、投資信託、そして個人ローンの申し込みなど、金融サービスも対応しています。さらに、ATMも設置されており、利便性が向上しています。

周辺地域とアクセス

中野郵便局は、中野区桃園地域センターや中野総合病院、新渡戸文化短期大学といった重要な施設の近くに位置しています。

アクセスの面では、JR中央本線および東京メトロ東西線の中野駅南口から徒歩約6分、東京メトロ丸ノ内線の新中野駅から約11分の距離にあります。また、京王バスを利用することで中野総合病院停留所からもアクセス可能で、首都高からも近いため車での訪問も便利です。駐車場も完備されており、最大9台の車両が駐車できます。

その他

中野郵便局には、地域の名所を描いた風景印も利用されており、絵柄は中野サンプラザと哲学堂公園を表しています。この風景印は1975年11月からの使用が始まり、利用者からも好評です。地域密着型のサービスを大切にしながら、今後も中野郵便局は地域に貢献していくでしょう。

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