丸山八束

丸山八束（まるやま やつか）は、1890年（明治23年）1月15日に長野県で生まれ、1953年（昭和28年）12月6日に亡くなった、大日本帝国陸軍の軍人です。最終階級は陸軍少将でした。

丸山は陸軍士官学校第24期を卒業後、砲兵科の将校としてキャリアを積みました。1939年（昭和14年）12月には、東部軍砲兵隊に所属する野戦重砲兵第17連隊の連隊長に就任しました。翌1940年（昭和15年）3月には陸軍砲兵大佐に進級しています。

その後、丸山は要塞司令官として転任し、1944年（昭和19年）3月1日に船浮要塞司令官、同年5月8日には舞鶴要塞司令官を歴任しました。同年10月19日には朝鮮軍兵器部長に着任し、朝鮮半島における兵器行政を担当しました。

1945年（昭和20年）1月29日には、朝鮮軍管区兵器部長兼第17方面軍兵器部長に任命され、同年6月10日には陸軍少将に進級しました。しかし、太平洋戦争は終結し、丸山は終戦を迎えることとなりました。戦時中は、主に砲兵部隊や要塞部隊、兵器行政部門で活動したことがわかります。

終戦後の1947年（昭和22年）11月28日、丸山は公職追放の仮指定を受け、軍人としての経歴に幕を閉じました。丸山の生涯は、明治から昭和にかけての激動の時代を、陸軍軍人として生きた一人の人物の姿を伝えています。

参考文献
福川秀樹 編著『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。ISBN 4829502738。
外山操 編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。ISBN 4829500026。

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