丸山浪弥

丸山浪弥（まるやま なみや）

丸山浪弥は、1871年（明治4年）に信濃国安曇郡（現在の長野県安曇野市）で生まれ、1944年（昭和19年）に没した政治家、ジャーナリストです。

経歴

丸山浪弥は、農業を営む丸山実太の次男として生まれました。1890年（明治23年）に明治法律学校（現在の明治大学）を卒業後、1896年（明治29年）3月に北海道庁に入庁し、拓殖部に勤務しました。同年9月には、後の岩内町に移り住み、『岩内新報』を創刊し、地域ジャーナリズムの発展に尽力しました。

その後、丸山浪弥は札幌市会議員、北海道会議員、同参事会員、同副議長、同議長などの要職を歴任し、地方自治の発展に大きく貢献しました。また、北海道国防義会会長、胆振鉄道会社役員なども務め、多岐にわたる分野で活躍しました。

1924年（大正13年）5月の第15回[[衆議院議員総選挙]]では、北海道第12区から出馬し、見事当選を果たしました。その後、第18回総選挙でも再選され、衆議院議員を通算2期務めました。しかし、選挙違反により有罪となり、1936年（昭和11年）6月1日付けで勲四等及び大礼記念章（大正/昭和）、帝都復興記念章、朝鮮昭和五年国勢調査記念章を褫奪されました。

1937年（昭和12年）に政界を引退した後は、満蒙研究会を組織し、研究活動を行いました。

人物

丸山浪弥は、ジャーナリスト、政治家として、北海道の発展に尽力しました。地方自治の振興に貢献するとともに、地域住民の生活向上に尽力しました。

参考文献

札幌市教育委員会文化資料室編『札幌人名事典』〈さっぽろ文庫66〉北海道新聞社、1993年。
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
* 金子信尚編『北海道人名辞書』第二版、北海民論社、1923年。

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