丹南篠山口インターチェンジ

丹南篠山口インターチェンジ

丹南篠山口インターチェンジ（たんなんささやまぐちインターチェンジ）は、兵庫県丹波篠山市に設けられた、舞鶴若狭自動車道に属するインターチェンジです。このインターチェンジは、地域への主要な玄関口として利用されています。

名称の由来

インターチェンジの名称に含まれる「丹南」は、かつて存在した丹南町に由来し、「篠山口」は隣接する篠山町（現在の丹波篠山市の一部）への入口としての意味合いが込められています。これらの地名が合成された名称となっています。

現在、インターチェンジの所在地は丹波篠山市内であり、この地域の観光や経済活動を支える重要な交通結節点です。市の名称変更以前には、旧篠山市長がインターチェンジ名称を「丹波篠山」に変更することを検討する意向を示しましたが、その実現には至らず、現在も開業時の名称が使用されています。

このような複数の地域名を組み合わせたインターチェンジ名は、舞鶴若狭自動車道の他の区間にも例が見られます。福井県大飯郡おおい町にある大飯高浜インターチェンジも同様の形式で、所在地である旧大飯町と、隣接する高浜町への入口を示す名称として合成されています。

沿革

丹南篠山口インターチェンジに関連する開業の歴史は以下の通りです。

1987年（昭和62年）3月18日：当インターチェンジから福知山インターチェンジまでの区間が開通し、供用が開始されました。
1988年（昭和63年）3月24日：吉川ジャンクションから当インターチェンジまでの区間が開通し、舞鶴若狭自動車道の一部として神戸方面と接続されました。

接続道路

このインターチェンジは、地域内の主要道路と接続しています。

直接接続：兵庫県道94号丹南篠山口インター線
間接接続：兵庫県道299号大沢新東吹線、国道176号

これらの道路を経由して、丹波篠山市の中心部や周辺地域へアクセスが可能です。

料金所

料金所には合計5つのブースが設置されています。内訳は以下の通りです。

入口：2ブース
ETC専用：1ブース
ETC・一般：1ブース
出口：3ブース
ETC専用：1ブース
一般：2ブース

周辺施設

インターチェンジの周辺には、地域を代表する施設や交通拠点が存在します。

西日本旅客鉄道（JR西日本）福知山線 篠山口駅
丹波篠山市役所 丹南支所
市立四季の森会館
丹南郵便局
ユニトピアささやま
篠山玉水ゆり園

バス停留所

料金所の外側には、かつて高速バスの利用に供されたバス停留所（丹南篠山口バスストップ）が設けられています。しかし、現在のところ、このバス停留所は定期的な路線に運用されていません。

隣接する施設

舞鶴若狭自動車道（E27）における当インターチェンジの前後構造は以下のようになっています。

(1) 三田西インターチェンジ - (2) 丹南篠山口インターチェンジ - 西紀サービスエリア - (3) 春日インターチェンジ・ジャンクション

参考文献

『高速道路五十年史』編集委員会 編, 『高速道路五十年史』, 東日本高速道路・中日本高速道路・西日本高速道路 刊, 2016年2月.

関連事項

* 日本のインターチェンジ一覧（た行）

このインターチェンジは、丹波篠山地域の交通網において重要な役割を担っており、多くの利用者に活用されています。

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