丹波篠山市立田園交響ホール

丹波篠山市立田園交響ホール

丹波篠山市立田園交響ホール（たんばささやましりつ でんえんこうきょうホール）は、兵庫県丹波篠山市の中心部に位置する、多目的なコンサートホールです。1988年の開館以来、特にクラシック音楽の公演を中心に多くの文化イベントが開催されています。この施設は、音楽愛好者にとって特別な場所であり、優良ホール100選にも選定されています。

歴史

このホールは、1988年（昭和63年）4月1日に「たんば田園交響ホール」としてオープンしました。その開館当初から、ホロンピア'88という地域の祭典の中核を担う重要な役割を果たしました。設立後、兵庫県が所有し、篠山市が運営を行っていました。興味深いことに、ホールが建設された土地は、かつて兵庫県立篠山鳳鳴高等学校が存在していた場所でもあります。

2000年には、日本音響家協会によって優良ホール100選に選ばれ、音響の質の高さが評価されました。2010年から2011年にかけては、兵庫県の新行革プランに基づき、篠山市への運営移譲が決定し、大規模な改修工事が実施されました。その結果、2011年4月1日から正式に篠山市に移譲され、名称も「篠山市立たんば田園交響ホール」へと変更されました。さらに、2019年5月には市名変更が行われ、現在の「丹波篠山市立田園交響ホール」となりました。

施設概要

このホールのメインホールは、800席を有し、オーケストラピットは移動できる108席と、4席の車椅子席が設けられています。また、特別控室1室と楽屋5室も完備されています。音響設備はヤマハサウンドシステム株式会社によって施工・管理されており、先進的な音響システムが導入されています。

建築概要

• - 敷地面積: 6,918 m²
• - 建築面積: 2,461 m²
• - 延床面積: 3,117.05 m²
• - 構造: 鉄骨鉄筋コンクリート造の2階建て（一部3階建て）

周辺環境

丹波篠山市立田園交響ホール周辺には、丹波篠山市役所や青山歴史村といった観光名所が点在しています。また、篠山城址や篠山郵便局も近くにあり、訪れる人々にとっては歴史的な魅力が詰まったエリアです。

交通アクセス

JR福知山線の篠山口駅からは、ウイング神姫（旧神姫グリーンバス）を利用して「篠山営業所」行きで約20分、「二階町」で下車後、徒歩約3分でアクセス可能です。この便利な交通手段により、遠方からも多くの来場者が訪れています。

丹波篠山市立田園交響ホールは、地域文化の発展に貢献する重要な施設であり、これからも多くの感動を提供していくことでしょう。

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