丹羽金一郎

丹羽金一郎（にわ きんいちろう）について

丹羽金一郎は1942年に生まれ、日本の歯科医師および歯学者として広く知られています。彼は特に矯正歯科の分野で顕著な業績を残しており、朝日大学名誉教授として多くの学生を指導してきました。元々、朝日大学歯学部の歯科矯正学講座の教授を務め、1990年から2004年までその職にありました。

学歴と経歴

丹羽氏は1960年に東海高等学校を卒業後、1966年には大阪歯科大学を卒業しました。その後、1970年にはこの大学院を修了し、歯学博士の学位を取得しています。彼の博士論文の題は『Experimental tooth movement into the extraction socket in cynomolgus monkey with the pin and tabe appliance』であり、猿の歯を抜歯した際の組織の変化に関する実験的研究が行われました。

その後、丹羽氏は大阪歯科大学で助手、講師としてキャリアをスタートし、岐阜歯科大学（現在の朝日大学）でも教鞭を執りました。その後、助教授に就任し、1990年からは矯正学講座の教鞭を執り始めました。

2004年には正式に退職し、その功績により名誉教授の称号を得ています。

著書・研究業績

丹羽金一郎氏は多くの専門書の著者として名を馳せており、代表的な著作として、以下のようなものがあります。

• - 矯歯科矯正学実習書（1978年）
• - カラーアトラス 矯正歯科の臨床（1987年）
• - 一から学ぶ 矯正歯科臨床（1998年）
• - 矯正歯科トラブルの法則（2006年）

これらの著作は、歯科矯正分野における重要な文献とされ、業界内で高く評価されています。その内容は、臨床経験に基づいた実践的な知識や症例研究が豊富に盛り込まれています。

所属学会

丹羽氏は数多くの学会に所属し、業界での権威を築いてきました。主な学会としては、以下のようなものがあります。

• - 日本矯正歯科学会 - 名誉会員、指導医、認定医
• - 近畿東海矯正歯科学会 - 名誉会員
• - 日本成人矯正歯科学会 - 理事
• - 日本顎関節学会
• - 日本小児歯科学会
• - 日本歯科放射線学会
• - 国際歯科研究学会
• - 日本口蓋裂学会
• - 日本解剖学会
• - 日本人類遺伝学会
• - アメリカ矯正歯科学会
• - World Federation of Orthodontists

これらの所属により、丹羽氏は国内外での矯正歯科の発展に貢献してきました。

まとめ

丹羽金一郎は、その実績と経験から日本の歯科医療分野で非常に重要な存在とされています。彼の業績は、歯科医師の教育や研究に多大な影響を与えており、今後も彼の知見は多くの患者や専門家に利用され続けることでしょう。

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