日本口蓋裂学会

日本口蓋裂学会について

一般社団法人日本口蓋裂学会（Japanese Cleft Palate Association）は、1977年に設立された専門的な学術団体です。この学会は口唇口蓋裂の治療および予防に特化し、関連する様々な研究や情報の発信を行っています。会員数は2012年10月時点で3,027名に達しており、その数は年々増加傾向にあります。

理事長と本部情報

理事長は川上重彦氏であり、学会の方向性を示す重要な役割を担っています。本部事務局は東京都江東区深川に位置し、一ツ橋印刷株式会社の学会事務センター内に事務所があります。この場所から学会活動や情報提供、研究の推進が行われています。

年次総会と学会誌

日本口蓋裂学会は年に一度総会を開催しており、ここでは一年間の活動報告や次の年度の計画を話し合います。このような重要な集まりは、会員にとって非常に有意義な機会となっています。

また、学会は年に3回、『日本口蓋裂学会雑誌』を発行しています。この雑誌はISSN番号0386-5185を持ち、全国書誌番号は00031252です。学会誌では最新の研究成果や治療法、関連するトピックについての論文が掲載され、専門家や学生にとって貴重な情報源となっています。

加盟団体と関連項目

日本口蓋裂学会は日本歯学系学会協議会の加盟団体です。これにより、歯科医療の分野においても幅広い連携が期待されます。特に、口腔外科や矯正歯科、形成外科学、耳鼻咽喉科学など、関連する専門分野との連携を強化し、口唇口蓋裂に対する多角的なアプローチが図られています。

日本口唇口蓋裂協会との関係

また、日本口唇口蓋裂協会という認定NPO法人も存在し、学会と協力して活動を行っています。この協会は患者やその家族への支援や啓蒙活動を行っており、口唇口蓋裂の患者に対する理解を深めるための重要な役割を果たしています。

まとめ

日本口蓋裂学会は、口唇口蓋裂の専門的な治療と予防に向けて、医療従事者や研究者たちが集まり、知見の共有や情報発信を進めています。今後もさらなる研究と発展が期待され、多くの患者さんに寄り添った活動が続けられることでしょう。

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