日本矯正歯科学会

公益社団法人日本矯正歯科学会について

日本矯正歯科学会（Japanese Orthodontic Society、略称JOS）は、歯科矯正学に特化した専門学術団体です。この学会は、1926年に設立され、以来、矯正歯科の研究と教育、技術の向上を図ることを目的としています。会員数は2012年11月の時点で6,403名を数え、矯正歯科分野において重要な役割を果たしています。理事長には後藤滋巳氏が2013年に就任しました。

目的と活動内容

日本矯正歯科学会は、歯科矯正学に関連する研究や教育を支援し、歯科医師の専門的な知識と技術の向上を目指しています。年に一度の総会を開催し、最新の研究成果や実践となる情報が共有される場となっています。また、会員は専門的な資格を取得するための研修や講習会に参加することができ、自身の技術をさらに磨く機会を得ることが可能です。

この学会は、会員の専門的な成長を促進し、歯科矯正学の発展に貢献することを重視しています。たとえば、「日本矯正歯科学会認定医」や「指導医」、「専門医」といった専門資格を設けており、2012年11月時点でそれぞれ2,795名、576名、292名の認定がされていました。これにより、矯正歯科の専門性がさらに高まり、業界全体の品質向上につながっています。

学会誌『Orthodontic Waves』

学会は、学術的な交流を促進するために、学会誌『Orthodontic Waves』を発刊しています。この学会誌は、年4回の発刊を予定しており、最新の研究や実績が掲載され、会員にとって重要な情報源となっています。また、日本矯正歯科学会雑誌は年3回発刊され、さらに多くの研究結果や臨床事例の紹介が行われています。

加盟団体と関連項目

日本矯正歯科学会は、日本歯科医学会や日本歯学系学会協議会、歯学系学会社会保険委員会連合など、他の学術団体にも加盟しています。これにより、より広範な学術活動を展開し、矯正歯科の発展に寄与しています。

関連する項目としては、歯学、矯正歯科、口腔解剖学、口腔外科学、歯科補綴学などがあり、これらの分野における研究活動は日本矯正歯科学会の活動とも密接に関連しています。

まとめ

日本矯正歯科学会は、歯科矯正学の専門学術団体として、会員の教育や技術向上に寄与するだけでなく、業界全体の発展を目指して活動を行っています。設立以来の歴史を経て、多くの認定医や専門医を抱え、今後もさらなる発展が期待される団体です。

もう一度検索