丹羽長貴

丹羽長貴（にわ ながよし）：二本松藩を支えた藩主

丹羽長貴は、江戸時代中期の陸奥国二本松藩の第7代藩主であり、丹羽家第8代当主にあたります。通称は五郎左衛門。官位は従四位下・左京大夫、侍従を歴任しました。

生涯

第6代藩主・丹羽高庸の長男として生まれました。母は宮沢氏です。

明和3年（1766年）に父・高庸が死去したため、家督を継ぎました。同年2月15日には、第10代将軍・徳川家治に謁見しています。同年12月19日、従五位下左京大夫に叙任されました。安永元年（1772年）12月18日には従四位下へ昇進し、寛政4年（1792年）12月16日には侍従に任官しました。

寛政8年（1796年）に逝去し、家督は長男の長祥が継承しました。戒名は雄峯院殿覺道俊英大居士。墓所は福島県二本松市の大隣寺にあります。

家族構成

父母

父：丹羽高庸
母：宮沢氏（側室）

正室

於貞：伊達村候の娘

側室

石川氏
千代
高木氏
松原氏
谷氏

子女

丹羽長祥（長男）：母は側室・石川氏
丹羽貴晋（次男）：母は側室・千代
生駒親孝（三男）：母は側室・松原氏
享姫：島津斉宣継室、母は側室・石川氏
娘：丹羽貴正室、母は側室・高木氏
娘：池田斉敏継室

丹羽長貴は、藩主として二本松藩の発展に寄与しました。彼の治世は、文化の振興と藩政の安定に特徴づけられます。また、多くの子女に恵まれ、その子孫は各方面で活躍しました。

脚注

* 参考文献：二本松市史、丹羽氏家譜

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