久原綾眞

久原綾眞（くはら りょうま）は、1995年4月27日に佐賀県で生まれた日本のラグビー選手である。彼は主にプロップ（PR）のポジションを担い、日本のラグビーリーグの一つであるトップチャレンジリーグに所属するコカ・コーラレッドスパークスでプレーしている。身長177cm、体重110kgという、プロップとして理想的な、力強い体格を持つ。チームメイトやファンからは「くっぴー」という愛称で親しまれている。

彼のラグビーキャリアの基礎は、地元の名門である佐賀県立佐賀工業高等学校で培われた。高校で頭角を現した後、2014年にラグビー界でも長い歴史と伝統を持つ明治大学へと進学。紫紺のジャージをまとい、大学選手権などの舞台で活躍した。大学在学中、久原選手は将来を嘱望される若手選手として、U20日本代表やジュニア・ジャパンといった世代別の日本代表にも選出され、同世代のトップ選手たちと共に世界の舞台を経験し、国際的なレベルでのプレー感覚や経験値を磨いた。

2018年に明治大学を卒業した久原綾眞は、同年、コカ・コーラレッドスパークスに加入した。プロのラグビー選手としてのキャリアをスタートさせた彼は、チームのフォワードパックにおいて、スクラムの最前列を支える重要な役割を担うプロップとして定着。スクラムはラグビーにおける最もフィジカルで戦略的な局面の一つであり、彼のパワーと技術はチームのセットプレーにおいて不可欠な要素となっている。加入以来、トップチャレンジリーグの厳しい戦いの中で経験を積み重ね、チームの勝利に貢献している。

久原選手のラグビー人生においては、多くの仲間との出会いがあった。佐賀工業高校時代には、後に別の道で活躍する同級生である三股久典氏や、同じラグビー部で共に汗を流した津岡翔太郎選手がいた。また、明治大学時代には、後のトップリーガーとなる梶村祐介選手、古川満選手、堀米航平選手、前田剛選手といった才能あふれる選手たちと同期としてプレイし、互いに刺激し合いながら成長した。これらの出会いは、久原選手のラグビー選手としての形成に大きな影響を与えている。

現在、コカ・コーラレッドスパークスの一員としてプレーを続ける久原綾眞は、これまでの経験と実績を基に、チームでのさらなる貢献を目指している。プロップとしての技術をさらに高め、チームを牽引する存在となることが期待されている。佐賀県出身の努力家であり、学生時代からポテンシャルを発揮してきた彼の、今後のラグビーキャリアの展開から目が離せない。

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