久屋大通駅

久屋大通駅の概要

久屋大通駅（ひさやおおどおりえき）は、愛知県名古屋市中区錦三丁目に位置する名古屋市営地下鉄の駅です。この駅は名城線と桜通線の両方が接続している重要なハブとなっており、それぞれの駅番号は名城線がM06、桜通線がS05に割り当てられています。

歴史

この駅の開業に関する整備計画は1966年までさかのぼり、その際は「東桜」という仮称で知られていました。開業前の1988年12月に、南北を走る「久屋大通」という名称が正式に採用されました。駅は1989年9月10日に開業し、桜通線の開通と同時に名城線も新たに設置されました。

その後、いくつかの重要な出来事がありました。1999年には名古屋市営地下鉄の駅として初めてコンビニが開店しました。また、2011年に「manaca」というICカードが導入され、便利な改札通過が可能になりました。

2012年には名城線ホームのバリアフリー化が進められ、エレベーターが設置されました。2020年には名城線でも可動式ホーム柵が導入され、さらに安全性が向上しました。

駅の構造

久屋大通駅は地下駅で、名城線は相対式ホームが2面2線、桜通線は島式ホームが1面2線の設計となっています。両線のホームには可動式ホーム柵が設置されており、安全な乗車をサポートしています。名城線のカラーは紫、桜通線は赤紫がテーマカラーです。

駅の隣には栄駅があり、その距離は400メートル程度と非常に近いです。また、桜通線ホームは通常の2倍の幅を持ち、広々とした空間が魅力です。名城線ホームの内壁には、名古屋の地下鉄では唯一、絵が描かれているという特徴もあります。

乗り換えとアクセス

名城線と桜通線の乗り換えは、エスカレーターを利用して簡単に行えるため、多くの利用者にとって利便性が高いです。駅開業時には既にセントラルパーク地下街が建設されており、コンコースはその一部として改修されました。この地下街は久屋大通駅から直接アクセスすることが可能で、周辺の商業施設とも便利に繋がっています。

利用状況

久屋大通駅は、桜通線の中では名古屋駅に次いで多くの利用客を誇っています。特に名城線では栄駅、金山駅、矢場町駅に次いで4番目の利用客数を記録しており、名古屋市営地下鉄全駅中では9位という人気の駅です。

駅周辺とバス路線

駅周辺は中高層の事務所ビルが立ち並ぶ商業エリアで、栄地区の北部に位置します。商業施設は若干少なめですが、ビジネス層の利用者が多い地域です。久屋大通駅は地下で栄駅や名鉄栄町駅と接続されており、アクセスが非常に便利です。

バス路線も充実しており、桜通大津と大津通には名古屋市交通局と名鉄バスの路線が乗り入れています。名古屋駅方面への便も多く、交通の要所になります。

まとめ

久屋大通駅は、その立地と利便性から多くの人々に利用されている重要な交通拠点です。近隣の商業施設や地下街との連携も良好で、今後もますます利用者が増えることが期待される駅と言えるでしょう。

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