久留米大学

久留米大学について

久留米大学（くるめだいがく）は、日本の私立大学で、福岡県久留米市旭町に本部を置いています。1928年に設立され、1946年に正式に大学として認可されました。大学の略称は「久大」や「久留米大」として親しまれています。

概観

久留米大学の前身は九州医学専門学校であり、現在は6学部（医学部、商学部、法学部、文学部、経済学部、人間健康学部）と5研究科（医学研究科、比較文化研究科、心理学研究科、法務研究科、ビジネス研究科）を有する総合大学です。さらに、大学病院や附属中学校、高等学校、臨床検査専門学校などの附属機関も持っています。これにより、学生は多様な分野での学びを深めることが可能です。

建学の精神

久留米大学は「国手の矜持は常に仁なり」という建学の精神を掲げており、真理と正義を求めると同時に人間愛や人間尊重を重視しています。地域文化を尊重しながら、世界へその輝きを発信し、人類の平和に貢献することを使命としています。

教育および研究

医学部が設立された背景には、九州医学専門学校があったため、大学設立後も医学の分野において強い存在感を持っています。久留米大学は2006年度に大学基準協会による評価を受け、その基準に適合していると認定されました。また、久留米大学病院は日本医療機能評価機構から病院機能評価の認定を受け、2004年に初めて認証を取得、2009年と2015年にも再認定されています。

沿革

久留米大学は、福岡県医師会が地方に医学専門学校を設置するために設立された九州医学専門学校を前身としています。この運動により、1928年に九州医学専門学校が久留米市に設立され、その後1946年に久留米医科大学として大学令により大学に昇格しました。1950年には新制久留米大学が設立され、その後も商学部や他の学部が続々と増設されていきました。

設備とキャンパス

久留米大学は、旭町キャンパスと御井キャンパスの2つのキャンパスを有しています。旭町キャンパスには大学本部、大学病院や医学部があり、御井キャンパスには商学部、法学部、文学部、経済学部を含む多くの学際的な学部が配置されています。また、多くの研究所やセンターもここに設立され、研究と教育が密接に連携した体制が築かれています。

学生生活

キャンパス内では学生主体のサークル活動が盛んに行われており、公認及び非公認の団体が活動しています。学園祭などのイベントも年に数回開催され、学生の活動が豊かに彩りを加えています。

まとめ

久留米大学は、医学部を中心にした多様な学部構成と豊かな研究環境を備えた大学です。建学の精神に基づき、地域に貢献しながら世界に発信する力を持った人材の育成を目指しています。

もう一度検索