乙房町

宮崎県都城市乙房町

概要

乙房町（おとぼうちょう）は、宮崎県都城市の中央部に位置する町です。郵便番号は885-0112で、2021年6月1日時点での人口は2,717人、世帯数は1,127世帯となっています。

地理

都城市の中央部に位置し、東は金田町・吉尾町、南は志比田などと接しています。町の集落は東西に長く伸びており、東部が比較的発展しています。南部には畑が広がっているのが特徴です。

河川

町内には以下の河川が流れています。
大淀川
庄内川

これらの河川は、農業用水や生活用水として重要な役割を果たしています。

交通

鉄道

日向庄内駅（JR吉都線）

道路

宮崎県道31号都城霧島公園線
宮崎県道45号御池都城線
宮崎県道108号財部庄内安久線

バス

宮崎交通 40～43系統

これらの交通網により、都城市内や近隣地域への移動が比較的容易です。

歴史

乙房町には、古い歴史と文化が息づいています。貞享2年には、川上久隆が主君の命により、集落の西部に隧道を築き、水路を通して数百町歩もの水田を潤したと伝えられています。

また、鹿児島藩政下では浄土真宗の信仰が禁止されたため、平田のかくれ念仏洞といった史跡が残っています。これらの史跡は、当時の宗教的な弾圧の歴史を今に伝えています。

学区

乙房町内の小学校は、都城市立庄内小学校または都城市立乙房小学校に分かれており、中学校は都城市立庄内中学校に進学します。

主な施設

都城市立乙房小学校
都城警察署乙房駐在所
乙房簡易郵便局
乙房発電所
平田のかくれ念仏洞（市史跡）

平田のかくれ念仏洞は、1974年5月1日に市史跡に認定されました。この洞窟は、隠れて念仏を唱えていた人々の歴史を物語る貴重な史跡です。

人口

2021年6月1日時点での人口は2,717人です。

関連情報

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参考文献

* 角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典 45 宮崎県』 角川書店、1979年。

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