九大学研都市駅

九大学研都市駅について

九大学研都市駅（きゅうだいがっけんとしえき）は、福岡市西区北原一丁目に位置する九州旅客鉄道（JR九州）筑肥線の駅です。駅番号はJK04で、2005年に九州大学伊都キャンパスが開校した際にその玄関口として開業しました。比較的新しい駅であり、利用客は年々増え続けています。

歴史

この駅は、九州大学の移転に伴う伊都地区の土地区画整理事業の一環として設計されました。1999年の段階で、周辺の高架化と共に駅設置が決定され、その準備工事が始まりました。2005年には、九州大学伊都キャンパスに合わせて正式に開業されています。

年表

• - 2005年9月23日: 開業。
• - 2010年3月13日: ICカード「SUGOCA」の導入を開始。
• - 2014年3月15日: 土日祝日にも快速が停車するようになる。
• - 2017年11月21日: 2番のりばに軽量型ホームドアを設置。
• - 2019年2月1日: ホームドアの実証試験を経て、正式に運用を開始。

駅構造

九大学研都市駅は、島式ホーム1面2線を有する高架駅です。駅業務はJR九州サービスサポートに委託されており、みどりの窓口や自動改札機も設置されています。また、SUGOCAカードが使用可能で、利便性が高いです。駅構内には九州大学の学生協同組合が経営する売店があり、周辺には不動産屋や歯科医院、居酒屋なども利用できます。特に売店は2012年に閉店し、後にファミリーマートや喫茶店に生まれ変わりました。

利用状況

2024年度の一日平均乗車人員は約9,464人と発表されており、これは筑肥線内で最も多い数字です。これにより、駅の重要性が伺えます。近年の利用状況は着実に増加傾向にあり、周辺の開発がその要因と言えるでしょう。

駅周辺の環境

九大学研都市駅は福岡市の西端に位置し、国道202号からは500メートルほど南にあります。この近辺は駅開設前は田畑が広がっていましたが、九州大学伊都キャンパスの創設に伴い、周囲が整備され、商業施設の進出が進んでいます。駅から九州大学伊都キャンパスまでは約5キロ離れており、徒歩での移動は一般的ではありません。キャンパスへの接続バスやタクシーも利用可能です。

駅の周辺には、イオンモール福岡伊都や福岡市西区役所西部出張所、西部図書館、またいくつかの教育機関も点在しており、地域のハブとなっています。

バス路線

駅には昭和バスが運行しており、九州大学への便もあります。各系統のバスが設置され、便の充実度が高いため、移動が便利です。利用者は、学内を巡るバスも利用しやすくなっています。

ホームドアの導入

2017年にはJR九州の駅として初めてホームドアが設置され、音楽に特化した機能も持ち合わせています。実証試験の結果を受けて、その後の筑肥線各駅への導入も発表されました。このように、駅は利用者の安全を考慮した設備の充実を図っています。

隣接する駅

• - 快速（土日祝）: 姪浜駅 (JK01) - 九大学研都市駅 (JK04) - 筑前前原駅 (JK08)
• - その他（平日）: 今宿駅 (JK03) - 九大学研都市駅 (JK04) - 周船寺駅 (JK05)

今後も九大学研都市駅は、重要な交通拠点としての役割を果たし続けるでしょう。

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