九州大学大学院工学研究院・大学院工学府・工学部

九州大学工学部と関連機関の概要

九州大学工学部は、1911年に設立された九州帝国大学工科大学にその起源をさかのぼる、歴史的な教育機関です。旧帝国大学の工学部では、東京大学工学部、京都大学工学部に次いで古い歴史を持ち、1949年の新制九州大学の発足時に久留米工業専門学校が統合されることで、さらに発展しました。この学部は、工学の多様な分野に焦点を当てており、電気情報工学、機械工学、土木工学などが含まれています。

沿革

九州大学工学部の沿革は以下のようになっています：

• - 1911年: 九州帝国大学工科大学が設立される。
• - 1919年: 工学部に改組。
• - 1953年: 大学院工学研究科が設置される。
• - 2017年: 九州大学院工学府と北海道大学大学院工学院の共同専攻が設立される。
• - 2021年: 学科が再編され、多くの専攻が新たに導入される。

学部学科の構成

2021年度以降の九州大学工学部は、以下の学科が設置されています：

• - 電気情報工学科
• - 材料工学科
• - 応用化学科
• - 化学工学科
• - 融合基礎工学科
• - 機械工学科
• - 航空宇宙工学科
• - 量子物理工学科
• - 船舶海洋工学科
• - 地球資源システム工学科
• - 土木工学科
• - 建築学科

2020年度までの入学定員は804名でした。

大学院の専攻

大学院工学府における専攻は2021年4月以降の入学生向けに以下のように設定されています：

• - 材料工学専攻
• - 応用化学専攻
• - 化学工学専攻
• - 機械工学専攻
• - 水素エネルギーシステム専攻
• - 航空宇宙工学専攻
• - 量子物理工学専攻
• - 船舶海洋工学専攻
• - 地球資源システム工学専攻
• - 共同資源工学専攻
• - 土木工学専攻

著名な出身者

九州大学工学部には、各界で著名な多くの出身者がいます。例えば、政治家として元郵政大臣の三池信や元法務大臣の田原隆、経済分野では元博多座社長の芦塚日出美など、多様な分野で活躍しています。

研究と教育のシナジー

工学部は単に広範な専門知識を提供するだけでなく、その研究成果を教育に活かすことに力を入れています。多くの教授が、日本各地や海外では名の知られた大学にて名誉教授や特任教授としても職務を行っており、国際的な視点を持った教育が実践されています。

九州大学工学部はその長い歴史と多様な専門分野を生かし、次世代の技術者や研究者の育成を通じて、持続可能な社会の発展に寄与し続けることを目指しています。

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