九州学生ラグビーフットボールリーグ

九州学生ラグビーフットボールリーグの概要

九州学生ラグビーフットボールリーグ（以下、九州学生ラグビーリーグ）は、九州地区の大学ラグビーチームが参加するリーグ戦です。九州ラグビーフットボール協会大学委員会が主催し、1部、2部、3部の3リーグ制で構成されています。各リーグの優勝を争うだけでなく、上位リーグへの昇格や全国大会出場権を懸けた激しい戦いが繰り広げられます。

リーグ構成と試合方式

1部リーグは8チームで構成され、前年度成績上位4チームと下位4チームに分けられます。各グループでホーム・アンド・アウェイ方式の総当たり戦を行い、予選リーグを戦います。予選リーグの結果に基づき、全チームが参加する順位決定トーナメントが行われ、最終順位が決定します。上位決定トーナメントの優勝チームは、全国大学ラグビーフットボール選手権大会（全国大学選手権）への出場権を獲得します。また、下位2チームは2部リーグの上位2チームと入れ替え戦を行います。

2部リーグは8チームで構成され、総当たり戦で順位を決定します。上位2チームは1部リーグの下位2チームと入れ替え戦を行い、1位チームは全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会への出場権を得ます。

3部リーグは、九州全域を5地区（福岡、九州北部、九州中部、九州南部、沖縄）に分け、各地区予選を勝ち抜いた代表チームによるリーグ優勝トーナメント戦で行われます。上位2チームは2部リーグの下位2チームと入れ替え戦を行います。各地区予選は、総当たり戦で順位を決定します。

試合形式と順位決定

試合の勝ち点は、勝利で4点、引き分けで2点、敗戦で0点です。さらに、ボーナス点として、7点差以内の敗戦で1点、4トライ以上獲得で1点が付与されます。同点の場合は、以下の優先順位で順位が決定します。

1. 直接対決の結果
2. 当該チーム間のトライ数
3. 当該チーム間の得失点差
4. 全試合の総得失点差
5. 全試合の合計トライ数

試合時間は、1部と2部リーグは40分ハーフ、3部リーグは原則35分ハーフですが、リーグ優勝トーナメントの決勝戦は40分ハーフで行われます。

所属チームと有力チーム

多くの大学がリーグに参加しており、強豪校がしのぎを削る戦いが繰り広げられます。特に1部リーグには、全国大学選手権大会常連校や、歴史と伝統を誇る強豪校が多く所属しています。近年は、新興勢力の台頭も目覚ましく、リーグ全体のレベル向上に繋がっています。長年にわたる実績と、近年の活躍が目覚ましいチームが混在し、毎年、順位の変動が激しく、リーグ戦全体が非常に盛り上がっています。

入れ替え戦

各リーグの上位と下位のチームの間で入れ替え戦が行われます。例えば、1部リーグ8位と2部リーグ1位、1部リーグ7位と2部リーグ2位といった組み合わせで、1試合の勝敗で所属リーグが決まります。

その他

3部リーグには、部員確保や活動時間確保に課題を抱えるチームも存在します。しかし、歴史ある強豪校から新興勢力まで、九州の大学ラグビーを盛り上げるべく、各チームが熱戦を繰り広げています。 過去の活躍で知られるチームも低迷期を経験するなど、常に変動のあるリーグ戦であることがわかります。

関連大会

九州学生ラグビーリーグ以外にも、九州地区ではいくつかの関連大会が開催されており、リーグ戦とはまた違った戦いが展開されています。これらの大会を通じて、九州の大学ラグビーはますます発展を遂げています。

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