九州自然動物公園アフリカンサファリ

九州自然動物公園アフリカンサファリ：野生動物との感動的な出会い

大分県宇佐市安心院町南畑に位置する九州自然動物公園アフリカンサファリは、日本最大級のサファリパークとして知られています。約70種、1400頭もの動物たちが広大な敷地で飼育されており、来園者は、自家用車や園内バスを利用して、野生動物たちと間近で出会うことができます。

園内は大きく分けて2つのエリアで構成されています。1つは、約6kmに渡るサファリロードを走る「動物ゾーン」です。ここでは、ライオン、ゾウ、キリン、シマウマなど様々な動物たちが、それぞれの生息環境を再現した広大なエリアで暮らしています。来園者は、安全な距離を保ちつつ、柵のない道路から動物たちの自然な姿を間近で観察することができます。各エリアにはサファリジープが待機しており、緊急時にも迅速に対応できる体制が整えられています。

もう1つは、「ふれあいゾーン」です。こちらは散策エリアとなっており、ウサギやモルモットなどの小動物と触れ合うことができます。子供たちにも人気のエリアで、動物たちとの触れ合いを通して、自然への親しみを育むことができます。

動物ゾーンの見どころ

動物ゾーンでは、様々な動物たちが、それぞれのセクションに分かれて飼育されています。ライオンセクションでは、オスライオンの群れを観察することができます。これは非常に珍しい光景で、ライオンの社会構造を知る上で貴重な機会となります。また、チーターの運動不足解消のために、日本で唯一チーターとシマウマの混合展示を行っている点も特筆すべき点です。

さらに、園内ではジャングルバスによる餌やり体験も実施されています。ムフロンシープ、クマ、ライオン、シカ、シマウマ、ゾウ、ラクダなど、様々な動物たちに餌を与えることができ、動物たちとの距離をさらに縮めることができます。

繁殖への取り組み

アフリカンサファリでは、動物たちの繁殖にも積極的に取り組んでいます。2013年には、アジアゾウの繁殖に成功し、これは九州初、日本国内でも7例目という快挙でした。このように、動物の保護と繁殖にも力を入れている点が、このサファリパークの大きな特徴です。熊本大地震の際には、熊本市動植物園にメスライオン1頭を寄贈し、その後3頭の子供が誕生するなど、他の動物園との連携も積極的に行われています。

ふれあいゾーンの魅力

ふれあいゾーンでは、カンガルー、リスザル、ウサギ、モルモットなど、様々な小動物と触れ合うことができます。乗馬体験コーナーでは、クォーターホースやミニチュアホースに乗馬体験をすることも可能です（別料金）。また、世界の猫を集めたキャットサロンや、世界の小型犬を集めたドッグサロンなども設置されており（別料金）、動物好きにはたまらない空間となっています。

その他施設

園内には、レストランやショップ、フォトサロンなども充実しており、一日を通して楽しむことができます。ゴールデンウィークと夏休み期間には、ナイトサファリも開催されます。また、期間限定でオートキャンプ場もオープンし、自然の中で過ごすことができます。

富士サファリパークとの関係

同じ小泉グループが運営する富士サファリパークとは兄弟園の関係にあり、互いに協力し合いながら運営されています。富士サファリパークで使用されるジャングルバスの一部は、アフリカンサファリで制作されたものだと言われています。

九州自然動物公園アフリカンサファリは、大人から子供まで楽しめる、魅力あふれるサファリパークです。野生動物との感動的な出会いを求めて、ぜひ訪れてみてください。

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