二中通停留場

二中通停留場について

二中通停留場（にちゅうどおりていりゅうじょう）は、鹿児島県鹿児島市高麗町にある鹿児島市電谷山線の停留所です。この停留場は、鹿児島市電1系統が使用しており、地域の交通の要所となっています。また、停留場の設置当初からの歴史が魅力の一つです。

歴史

二中通停留場は、1929年6月9日に鹿児島市電気局によって設置されました。初めは「二中通停留場」という名称でスタートしましたが、1949年には「交通部前停留場」と改名。さらに1952年には、鹿児島市交通局への改称に伴い「交通局前停留場」と名付けられました。2015年5月1日には交通局が移転し、再び「二中通停留場」に改称されることとなります。そして、2023年には南国殖産と連携し、「二中通（キラメキテラス前）」という副呼称が追加されました。

停留場名に「交通局前」と名乗っていた時代は、長年高麗町にあった鹿児島市交通局の本局舎に隣接していましたが、交通局が移転したことにより地名との関連性が薄れ、再命名が行われました。

構造

二中通停留場は、2面2線の相対式ホームを持つ地上駅です。両方ののりばは、電車が通過しない限り常に行き来できます。また、両のりばには電車接近表示機やアナウンスシステムが設置され、利用者にとって利便性が高まっています。ただし、車椅子や電動車椅子の利用には制限があり、ホーム幅が規格に達していないため、その点は注意が必要です。

また、この停留場は無人駅であり、乗車券の販売は行われていません。

利用状況

二中通停留場からは、各方面へのアクセスが可能です。1系統は、郡元、脇田、谷山方面と天文館、鹿児島駅前方面への接続があります。

周辺施設

二中通停留場の周囲には多くの利便施設があります。複合施設のキラメキテラスを始め、シェラトン鹿児島といったホテルや、タイヨー荒田店、Aコープキラメキテラス店といったショッピング施設も充実しています。さらに、教育施設として甲南ビジネス専門学校や鹿児島市立甲南中学校も近隣にあり、地域の人々に利用されています。また、中央消防署も存在し、公共サービスも整っています。

交通面では、鹿児島交通や鹿児島市営バス、南国交通の二中通バス停も利用可能であり、多様な交通手段が整っています。

その他の情報

「二中」という名前は、現在の鹿児島県立甲南高等学校に由来しています。過去には「交通局前行き」の車両があり、交通局前が終点で、郡元・谷山方面へ向かう際には降車と乗車それぞれで運賃が必要だったため、利用者には注意が促されていました。

隣接する停留場

二中通停留場の隣には、武之橋停留場と荒田八幡停留場があります。このように、二中通停留場は鹿児島市の交通の一端を担っており、地域の重要なポイントとなっています。

もう一度検索