二木てるみ

二木てるみのプロフィール

二木てるみ（にき てるみ、本名: 二木 輝美）は、日本の女優および声優であり、1949年5月11日に東京都世田谷区で生まれました。彼女は1960年代から映画やテレビで幅広く活躍し、数々の名作に出演しています。特に、彼女は若草劇団に入団した後、子役としてのキャリアをスタートさせ、黒澤明監督の映画『七人の侍』で3歳の時にデビューしました。その後、多くの映画やテレビドラマで人気を博し、最高演技賞を若くして受賞した先駆的存在です。

来歴

二木は鷗友学園女子高校を卒業し、劇団若草に入団したのは幼少の頃でした。彼女の父は若草で事務の仕事をしていたため、周囲に同年代の子供が少ない環境を心配し、両親の勧めで劇団に参加。この劇団での経験が彼女の演技の基礎を築きました。若草劇団での活動後、彼女はフリーランス期間を経てオフィス・ノーメルに所属し、様々な作品でその才能を発揮しました。

1965年には『赤ひげ』で助演女優賞を受賞し、その時点で最年少という記録を打ち立てました。1970年代には声優活動にも進出し、『ラ・セーヌの星』『ゴワッパー5 ゴーダム』など多くのアニメ作品で主人公の声を担当します。さらに『ルパン三世』では特別出演し、感情豊かな演技で視聴者の心をつかみました。

人物紹介

二木てるみはメゾソプラノの声を持つ声優で、趣味にはドライブやガーデニングがあり、特技として中国語と鎌倉彫を習得しています。また、彼女は安達式押花指導者として華道の資格も取得し、普通自動車免許も所持しています。彼女の多才な側面は、芸能活動だけでなくプライベートでものびのびとした生活を送ることに寄与しています。

主な出演作

映画

二木の映画キャリアは実に多岐にわたります。1955年から2018年にかけて、彼女は『警察日記』『赤ひげ』『悪魔が来りて笛を吹く』など数多くの作品に出演しています。最近では『バケツと僕!』で高田梅子役を演じ、今もなお映画界に貢献しています。特に彼女の子役時代の作品群は、彼女の演技力が光るものばかりです。

テレビドラマ

テレビドラマでも彼女は多才な演技を披露しています。『水戸黄門』『ぶらり途中下車の旅』『渡る世間は鬼ばかり』など、長寿番組から新作まで様々な作品に出演し、視聴者にその存在感を印象づけました。また、NHKの大河ドラマにも出演しており、演技の幅が広いことが評価されています。

Conclusion

二木てるみは、昭和から続く日本の映画界において重要な存在であり続けています。彼女の多彩なキャリアは、女優としてだけではなく、声優や演出家としての一面も持ち、今後もその活動が期待されていることは間違いありません。彼女は未だ現役で演技を続けており、多くのファンから支持を受けています。

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