二階堂美穂

二階堂 美穂（にかいどう みほ）は、1966年4月3日に福島県福島市で生を受けた日本の女優です。福島大学教育学部に在籍していましたが、後に中退しています。キャリアの初期には、二階堂 ミホという別の芸名を使用していました。

彼女の活動は日本国内にとどまらず、海外の作品にも数多く出演しており、国際的な女優として知られています。特に、著名な映画監督であるハル・ハートリー氏と結婚しており、公私にわたるパートナーとして、彼の監督作品には頻繁に登場しています。

映画出演歴

二階堂美穂の女優としての活動は、多岐にわたるジャンルの映画作品に及んでいます。

初期の国内作品としては、1990年公開の特撮映画『ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説』に出演し、マンションの住人役とワダツジン役という異なる役柄を演じました。その後、1992年には映画『トパーズ』に参加しています。

1993年から1994年にかけては、精力的に日本の劇場公開作品やビデオ作品に出演しています。例えば、1993年には『バイブONANIE ブルセラ篇』、『本番熟女 こすり合い』（別題『艶熟女 悶え肌』）、『熟女・濡れごろ』といった作品に出演。翌1994年には、『喪服妻 浅く深く』、『熟女スワップ 獣のように』といった作品で存在感を示しました。

1995年以降は、活動の舞台が海外へと広がり、特に夫であるハル・ハートリー監督の作品への出演が顕著になります。

ハル・ハートリー監督との協働作品としては、1995年の『FLIRT/フラート|FLIRT_フラート』を皮切りに、1997年の『Henry Fool』、1998年の『ブック・オブ・ライフ』、2000年の『Kimono』、2002年の『The Cloud of the Unknowing』、2004年の『Chain』、2006年の『Fay Grim』など、多数の作品に参加しています。これらの作品を通じて、彼女はハートリー監督の独特の世界観において重要な役割を果たしました。

また、ハル・ハートリー監督作品以外にも、1998年の『Side Streets』や1999年の『Rendezvous in Samarkand』といった海外の映画に出演し、国際的なキャリアを積み重ねました。

比較的近年の出演としては、2014年1月14日に公開されたハル・ハートリー監督の『はなしかわって』があり、この作品では「Miho」という役名で出演しています。

まとめ

二階堂美穂は、日本の映画界でキャリアをスタートさせた後、映画監督ハル・ハートリーとの出会いと結婚を機に、その活動の主軸を海外へと移した女優です。国内での個性的な出演作品から、夫との協働による国際的な作品まで、その出演歴は非常に多様であり、多岐にわたる役柄を演じ分けてきました。日本の映画史においても、また国際的なインディペンデント映画の世界においても、独自の存在感を放つ女優として、そのキャリアを歩み続けています。

もう一度検索