五十嵐あぐり

五十嵐あぐりの紹介

五十嵐あぐり（いがらし あぐり、1975年4月12日生まれ）は、日本の漫画家およびイラストレーターとして知られています。彼女の血液型はO型で、デビュー前にはペンネーム「曾我晃生（そが あきお）」を使用していました。初めは『ドラゴンマガジン』の巻末投稿コーナーでの常連投稿者として活動しており、その後、様々な作品を通じて広く知られるようになりました。

活動履歴

五十嵐の漫画キャリアは1995年に始まりました。彼女は『矢織見参!!』でエニックスの21世紀マンガ大賞に入選し、同年の秋号で『フレッシュガンガン』にてデビューを果たしました。その後、『月刊少年ガンガン』での『ドラゴンクエスト4コママンガ劇場』などの連載を経て、1996年には『月刊少年ギャグ王』で『金科玉条!? お花守』を連載しました。この作品は1997年に終了し、単行本は全2巻が刊行されました。

その後、彼女はゲームに関する4コマやアンソロジーコミックの原稿も手がけ、不定期で活動を行っていました。2004年から2010年までは『ヤングガンガン』にて「BAMBOO BLADE」を連載し、単行本は全14巻に達しました。2011年以降は、『月刊少年ガンガン』にて『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』の作画を担当しています。

人物

五十嵐は兵庫県に在住しており、地元については田舎であると語っています。そのため、アシスタントの応募が少ないのが悩みの種とされています。また、彼女は著名な漫画家である鳥山明から多大な影響を受けています。

初期の作品では、口や目を大きく描く少女漫画風のスタイルが特徴でしたが、『BAMBOO BLADE』の連載が進むにつれ、徐々に現代的な萌え絵に変化するようになりました。彼女には2人の弟がおり、特に「弟S」と呼ばれる上の弟は既婚です。また、公式サイトのブログでは弟との日常が頻繁に取り上げられており、姉弟間の仲の良さがうかがえます。

『BAMBOO BLADE』が連載中の間、アシスタントが不在であったことを自虐的に日記に書くこともありました。その後、ようやく1人のアシスタントを雇い、さらに背景アシスタントも2名採用することができました。アシスタントがいない間は、故郷の父親に簡単な作業を手伝ってもらっていたこともあります。

趣味やその他の情報

彼女は自身の年齢が不詳であることから、公式サイトで誕生日には頻繁に年齢についてのコメントが寄せられます。特に4月12日になると、読者からの年齢確認が殺到します。さらに、自身が10歳若く見せかけて少女向け雑誌を購入したというエピソードも語られています。

また、彼女はタヌキが大好きで、自画像にはタヌキのキャラクターを用いています。ペンネームを変更するときにもタヌキにちなんだ名前を考案しようとした逸話があります。これらのキャラクターやテーマに対する愛着は、彼女の作品の中にも色濃く反映されています。

漫画作品の一部

連載作品

• - 金科玉条!? お花守（月刊少年ガンガン、1996年2月 - 1997年1月、全2巻）
• - BAMBOO BLADE（ヤングガンガン、2004年 - 2010年、全14巻）
• - 咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A（月刊少年ガンガン、2011年9月 - ）
• - シノハユ the dawn of age（月刊ビッグガンガン、2013年 - ）
• - ゆるすいんぐ（月刊ビッグガンガン、2024年 - ）

読み切り作品

• - CRIMSON Hearts（2010年冬の陣）
• - ナミダと夕日と遠くない日（STAR DRIVERアンソロジー）

彼女の独自のスタイルとユーモアが織り交ぜられた作品群は、多くのファンに愛され続けています。

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