五棵松体育館

五棵松体育館（ごかしょうたいいくかん、中国語: 五棵松体育馆、英語: Wukesong Indoor Stadium）は、中国の首都・北京に位置する、18,000人を収容可能な多目的屋内競技場です。2008年の北京オリンピックではバスケットボール競技、2022年の北京オリンピックではアイスホッケー競技の会場として使用され、世界的な注目を集めました。

歴史

五棵松体育館は、2005年3月に建設が開始され、2008年1月11日に正式に開業しました。開業以来、数々の重要なスポーツイベントやエンターテイメントイベントが開催されてきました。特に、命名権の変遷は、その歴史を物語る上で興味深い点です。

マスターカード・センター時代 (2011年): 2011年、金融サービス会社であるマスターカードが5年間の命名権を取得し、体育館の名称は「マスターカード・センター（中国語：万事达中心、英語：MasterCard Center）」に変更されました。
LeSports Center時代 (2015年): 2015年12月には、中国のインターネット企業であるLeEco（楽視網信息技術）が命名権を取得し、「楽視体育生態中心（中国語：乐视体育生态中心、英語：LeSports Center）」と改名されました。この名称変更は、LeEcoのスポーツ事業への注力を反映したものでした。
キャデラック・アリーナ時代 (2017年): 2017年10月には、アメリカの自動車メーカーであるゼネラルモーターズのブランド、キャデラックが命名権を取得し、「キャデラック・アリーナ（中国語：凯迪拉克中心、英語：Cadillac Arena）」という名称になりました。現在はこの名称で広く知られています。

主要なイベント

五棵松体育館は、オリンピック以外にも数多くの国際的なスポーツイベントを開催しています。2019年には、FIBAバスケットボール・ワールドカップが中国で開催され、当体育館で決勝戦が行われました。この決勝戦は、世界中のバスケットボールファンにとって忘れられない瞬間となり、五棵松体育館の名をさらに高めることとなりました。

補足

五棵松体育館の近隣には、かつて五棵松野球場がありました。現在は存在しません。

外部リンク

凯迪拉克中心官方网站

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