井上よしひさ

井上 よしひさについて

井上よしひさ（いのうえ よしひさ）は、1972年6月20日生まれの日本の漫画家で、東京都調布市の出身です。彼は主に成人向け漫画を手掛ける一方で、一般向けの作品も数多く執筆しています。彼の漫画は、多彩なテーマと独特のキャラクターで知られており、特にポニーテールの少女が頻繁に登場することから、ポニーテールフェティシストとしても名を馳せています。

デビューと漫画スタイル

井上の漫画デビューは、2001年に秋田書店の『週刊少年チャンピオン』で発表された作品「幕末ぶらじゃあ伝」でした。この作品は多くの注目を集め、彼のキャリアのスタートを切るきっかけとなりました。以降、井上は特にポニーテールをテーマにした作品を多く発表し、関連するキャラクターやデザインが彼の独自のスタイルとして定着しています。井上は漫画だけでなく、ライトノベル作家の賀東招二とも親交があり、彼の作品にも影響を与えたことが知られています。

同人活動と創作活動

井上よしひさは、代表作として知られる「怪盗セイント・テール」のファンであり、この作品が彼のポニーテールフェチの原点であると公言しています。そのため、同人活動にも積極的に関与しており、同人サークル「フューラームーン製作委員会」で挿絵やオマケ漫画を手掛けるなど、広範囲な活動を行っています。現在は、同人サークル「ポニー牧場」を主催し、個人名義で作品を発表しています。これらの同人誌は、コミックマーケットをはじめとするイベントで頒布されているほか、2011年からは台湾の「Fancy Frontier 開拓動漫祭」でも参加しています。

ダムへの情熱

さらに井上は、熱心なダムマニアでもあり、全国各地のダムを巡ってダムカードを集めています。彼の作品では、登場人物の名字に実在のダム名を使うことが多く、これが高じて「ダムマンガ」を少年画報社の『ヤングキングアワーズGH』で連載することになりました。この作品は、女子高生がダムを巡るユニークなストーリーで、ファンから好評を得ています。

ペンネームの活用

2019年からは一般向けの創作に関して「まーうぇい」というペンネームを使用しています。この名前は、中国語でポニーテールを意味する「馬尾」に由来しています。これにより、彼は一般向けの漫画業界でも新たな挑戦をし、幅広い読者層に作品を届けることを目指しています。

主な作品リスト

井上は多くの作品を発表しており、以下に主な作品をまとめます。

一般向け作品

• - 『おじいちゃんは少年探偵』（2006年 - 2009年、全5巻）
• - 『○○デレ』（全2巻）
• - 『ダムマンガ』（2014年 - 2016年、全4巻）

成年向け作品

• - 『ポニー牧場』（2001年、初単行本）
• - 『縄士 -NAWASHI-』（2009年、全1巻）
• - 『女スパイ淫縛拷問大作戦』（2022年、全1巻）

井上よしひさの作品は、多様なテーマを持ちながらも、彼自身の個性が色濃く反映されています。ポニーテールを愛する彼が描くキャラクターやストーリーは、ユニークで魅力に溢れており、今後も多くのファンからの支持を集めることでしょう。

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