井上凌

井上 凌（いのうえ りょう）

井上凌は、2002年8月18日に福岡県久留米市で生まれた日本の男性プロレスラーです。彼は全日本プロレスに所属し、独自のスタイルで注目を集めています。高校時代には3年間レスリングを経験し、その実力を活かしてプロレスの道を歩み始めました。

経歴

井上は2020年12月に全日本プロレスの公開入門テストに合格し、正式に入門します。彼の同期には斉藤ジュン、斉藤レイ、塚本竜馬がいます。入門から約1年後の2022年1月2日、田村男児を相手にプロレスデビューを果たしました。

デビュー後、井上は順調にキャリアを進め、2022年4月26日、後楽園ホールで開催された「後楽園ホール60周年 還暦祭」で新日本プロレスの藤田晃生と対戦しますが、惜しくも敗北を喫します。その後も藤田との試合が続き、10月2日の後楽園ホール大会でも再び対戦、再度敗北を喫することとなり、これが井上にとってライバル関係を形成するきっかけとなりました。

2022年11月13日には「Jr. BATTLE OF GLORY」に初参戦し、レガースを着用してキックスタイルに転向しました。このリーグ戦では先輩の大森北斗から金星を挙げたものの、最終的には1勝にとどまりました。

得意技

井上の得意技には、以下の技があります。

• - 大観音スープレックス: リストクラッチ式のバックドロップ・ホールド。井上はこの技で敵をしっかりと固めてフォールに持ち込むことができます。この技は、2023年11月19日のライジングHAYATO戦で初めて披露し、勝利を収めました。
• - 各種キック: そのスタイルには、多彩なキック技が含まれており、これが彼の戦い方の大きな特徴となっています。
• - ハーフハッチスープレックス
• - ミサイルキック
• - 串刺しエルボー

2024年には、新春バトルロイヤルに優勝するなど、着実に実績を重ねています。

入場テーマ曲

井上の入場曲は、鈴木修が手がけた「井上凌オリジナルテーマ曲」です。彼の登場時には、この曲が流れ、観客を盛り上げています。

エピソード

井上は川田利明と小川良成を目標とする選手として挙げています。特に川田との対面では、彼の指導を受ける貴重な経験を持っています。このような先輩との交流は、彼の成長に大きく寄与していると言えるでしょう。

また、井上のコスチュームは紫色で、これは「珍しい色を着て戦いたかった」という自身のこだわりが反映されています。2023年3月21日には、大田区総合体育館での大会において、黄色と黒を基調とした新しいコスチュームに変更し、さらには金髪にイメチェンを果たしました。これにより、彼のリング上での存在感は一層強まりました。

まとめ

井上凌は、全日本プロレスにおいて急成長を遂げている新進気鋭のプロレスラーです。彼の技術やスタイル、そして数々のエピソードは、多くのファンを魅了しています。今後の活躍にも期待が寄せられる若手選手の一人です。

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