田村男児

田村男児とは

田村男児（たむらだん）は、1999年 6月14日に生まれた日本のプロレスラーで、全日本プロレスに所属しています。茨城県鹿嶋市が故郷で、レスリングと柔道の経験を通じて鍛え上げられた身体能力を活かし、現在、リング上で活躍しています。

経歴

田村は高校時代、鹿島学園高等学校でレスリングに取り組みました。その努力が実を結び、2016年から2017年にはインターハイに出場し、2017年には愛媛国体で少年男子フリースタイル96kg級のベスト8に進出しました。この頃の経験は彼にとって貴重な財産となり、プロレスラーとしての道を歩む基盤となりました。

2018年 4月1日、田村は全日本プロレスに入門し、2019年 1月2日には後楽園ホール大会で青柳亮生とタッグを組んでデビューを果たしました。この試合では、青木篤志＆佐藤光留とのタッグ戦に挑みましたが、パートナーの亮生が敗れ、彼もまた敗北を喫しました。デビュー戦自体は悔しい結果に終わりましたが、次第に実力をつけていきました。

2020年に入ると、田村は第5回あすなろ杯争奪リーグ戦で全勝優勝を果たし、試合後にエボリューションに加入することを表明しました。これにより、彼のプロレススタイルは大きく進化を遂げました。その年には数回試合を重ね、特に12月27日には光留と組んでJr. TAG BATTLE OF GLORYで優勝を果たしました。

2021年以降、田村は地元の「エボリューション農園」で農作業に従事しつつも、あまり目立った活躍をすることができず、エボリューションを脱退した諏訪魔との関係も模索中でした。しかし、2022年9月18日の日本武道館大会では、光留とのコンビでアジアタッグ王座に挑み、見事チャンピオンベルトを獲得します。

さらに2023年にはJr. BATTLE OF GLORYで初の優勝を飾り、その影響を受けて12月31日の世界ジュニアヘビー級選手権試合でエル・リンダマンに勝利し、初のシングル王座を手に入れました。しかし、2024年の3月には王座を失い、その後光留との連携で二度目のアジアタッグ王座を獲得したが、6月に再び失冠します。この時期から田村の言動が変わり、自己の道を進むためにエボリューションを脱退し、Evo男の試合には出続けています。

得意技

田村の得意技には、以下のものがあります：

- デスバレーボム：アジアタッグ王座獲得に貢献したフィニッシャー。
- ダンロック：変形テキサスクローバーホールドで、2020年のあすなろ杯で初めて披露。
- タックル、俵返、パワーボム：これも2020年のJr. TAG BATTLE OF GLORYで初公開。
- ラリアット：相手に大きなダメージを与える技。

タイトル歴

田村の輝かしいタイトル歴には、以下のものがあります：

- 世界ジュニアヘビー級王座（第67代）
- アジアタッグ王座（第114代・第123代、パートナーは佐藤光留）
- あすなろ杯争奪リーグ戦優勝（2020年）
- Jr. BATTLE OF GLORY優勝（2023年）
- Jr. TAG BATTLE OF GLORY優勝（2020年、パートナーは佐藤光留）
- UNタッグ王座（第2代、パートナーは諏訪魔）

メディア出演

田村はリングでの活動だけでなく、メディアにも度々出演しています。2020年からは「宮原健斗のトレーニング最高ですか!?」で、2021年には「デカ盛りハンター」にも出ています。これらを通じて、ファンとの接点を広げています。

エピソード

田村は、目標とする選手として諏訪魔を挙げています。また、赤いモヒカンヘアーがトレードマークであり、世界観を追求する一環として金髪にしている時期もありました。同期のライバルとして、本田竜輝もおり、彼との関係性も彼にとって刺激となっています。加えて、彼はももいろクローバーZのファンであることも公言しています。

田村男児は、これからのプロレス界において、さらなる成長と活躍が期待できる若手選手です。

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