井上幹太

井上幹太騎手：地方競馬を駆け抜ける若き才能

1993年12月2日生まれの井上幹太騎手は、地方競馬の園田競馬場に所属する人気騎手です。地方競馬教養センター騎手課程第91期生として、2013年3月31日に地方競馬騎手免許を取得。北海道のホッカイドウ競馬、原孝明厩舎からキャリアをスタートさせました。

デビュー戦となる同年4月24日、門別競馬で初騎乗初勝利という快挙を成し遂げます。12頭立ての競争で3番人気だった馬、ハンミョウに騎乗し、見事優勝。これは兄弟子の坂下秀樹騎手以来27年ぶりとなる新人騎手の快挙であり、さらにデビュー日に3勝を挙げたのは史上初という記録的なデビューとなりました。

その後、2014年2月4日には堂山芳則厩舎に移籍。更なる成長を目指し研鑽を積みます。そして、2015年には第29回全日本新人王争覇戦に出場、9名もの参加者の中で堂々の総合1位を獲得。若き才能は早くもその片鱗を全国に見せつけました。

2016年は井上騎手にとって飛躍の年となりました。8月4日、門別競馬で地方競馬通算100勝を達成。ヘイジュードに騎乗し、8頭立てのレースで1番人気に応える勝利です。そして、同日に行われた第10回ブリーダーズゴールドジュニアカップでは、ストーンリバーで優勝。9頭立て8番人気という下馬評を覆し、見事重賞初制覇を飾りました。この年はストーンリバーで鎌倉記念にも騎乗するなど、活躍の幅を広げました。

更なる高みを目指し、井上騎手は2019年シーズン終了後、兵庫県競馬組合に移籍。園田競馬場の雑賀伸一郎厩舎に所属し、2020年3月から新たな環境で騎乗を開始します。そして2019年7月31日には、門別競馬で地方競馬通算200勝を達成。ネフェルリリーに騎乗し、11頭立て1番人気に応え、節目の勝利を手にしました。

井上騎手のキャリアにおいて、数々の名馬との出会いと勝利が輝かしい実績を築き上げています。ストーンリバーはブリーダーズゴールドジュニアカップと鎌倉記念を制覇したパートナーであり、ハタノオヌールと共にリリーカップ制覇など、多くの記憶に残るレースを共に戦ってきました。

現在も第一線で活躍を続ける井上幹太騎手。その卓越した騎乗技術と類まれな勝負勘で、これからも多くの勝利と感動をファンに届けてくれることでしょう。今後の活躍にも目が離せません。

主な騎乗馬

ストーンリバー (ブリーダーズゴールドジュニアカップ、鎌倉記念など)
ハタノオヌール (リリーカップなど)

関連情報

地方競馬情報サイト（騎手登録情報）
nankankeiba.com（騎手詳細データ）
* 井上幹太公式Xアカウント (@kantaumakanta)

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