井上庸

鈴木 庸について

鈴木 庸（すずき よう）は、1981年7月12日に茨城県常陸太田市で生まれた元プロボクサーです。彼は第49代日本ウェルター級王者、並びに第36代OPBF東洋太平洋ウェルター級王者として名を馳せました。鈴木はヤマグチ土浦ボクシングジムに所属しており、旧姓は井上です。

学生時代

鈴木は茨城県立水戸第一高等学校に通い、その頃は野球部に所属していましたが、筑波大学に進学するとボクシングに転向しました。大学4年生の時にはプロテストに合格し、プロへの道が開かれました。

プロボクサーとしてのキャリア

鈴木は2004年4月2日に後楽園ホールで和田直樹との対戦でプロデビューを果たしました。この試合では1回KO勝利を収め、順調なスタートを切りました。しかし、4戦目で飯塚ひろき選手に1回KO負けを喫してしまいます。ここから鈴木は自身のスタイルを見直し、連勝を重ねることとなります。

2009年7月9日には、日本ウェルター級王座挑戦権を懸けて加藤壮次郎選手と対戦しましたが、負傷判定により引き分けに終わり、王座への道はまだ開かれませんでした。その後、2010年4月3日には中川大資選手に挑戦しますが、判定で引き分けとなり、再び王座獲得はならず。

同年7月1日、鈴木はインドネシアのスーパーライト級王者スティービー・オンゲン・フェルディナンダス選手に判定勝ちを収めるなど、復調の兆しを見せます。

そして、2010年12月6日、鈴木は加藤選手との再戦で3-0の判定勝ちを果たし、日本王座とOPBF王座の両方を獲得することに成功しました。この勝利は彼のキャリアの中でも大きな成果と言えます。

忘れられない試合

2011年4月11日には、日本王座とOPBF王座の初防衛戦が行われ、渡部あきのり選手に挑みましたが、残念ながら2回KO負けを喫し、同時に両方の王座も失ってしまいました。この試合は、鈴木にとって大きな痛手でした。

その後、2011年9月24日には森眞選手との再起戦が行われましたが、この試合も1回の負傷による引き分けに終わりました。

戦績とタイトル

鈴木庸のプロボクシングの戦績は、26戦20勝（13KO）、3敗、3分と立派なものであり、特に日本ウェルター級王座とOPBF東洋太平洋ウェルター級王座を獲得したことは彼の名を歴史に刻むことになりました。

最後に、鈴木のボクシング人生は多くの挑戦と成功、そして試練の連続でした。彼の情熱と努力は、後進の選手たちにとっても大きな励みとなることでしょう。

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