井上真紀

井上真紀

井上真紀（いのうえ まき）は、東京生まれのジャズ・ボーカリストであり、舞踊家、さらにはハワイアン文化・フラの研究家としても知られる多才な人物です。横浜インターナショナルスクールを卒業後、慶應義塾大学法学部政治学科を卒業しました。ユニット「ラブ・ノーツ」のコ・リーダーとして、ボーカルと作詞を担当しています。

輝かしい経歴

2004年にはWEBマガジン“JAZZ PAGE”の日本人ジャズミュージシャン人気投票で、女性ボーカル部門の1位に輝きました。また、ミス・アロハフラ・ジャパンに選出された経験や、1993年にホノルルで開催されたインターナショナルフラコンペティションでの優勝など、フラの世界でも数々の実績を残しています。

1998年にはNHK教育テレビで放映された「NHK趣味悠々～アロハフラ!フラダンス入門」にフラの講師として出演し、番組のテーマソングと課題曲を提供しました。2003年にはハワイでリリースしたCDアルバム“South Sea Island Magic”が地元各紙で絶賛され、「Annual Hawaii Music Awards」のTraditional Hawaiian部門にノミネートされています。

さらに、フランス・アニメ“カロリーヌと仲間たち“の日本語版・英語版ビデオシリーズでは、主役の声優を務めました。幼少時代から留学経験が豊富で英語が堪能であり、MCや通訳、インタビュアーとしても活躍しています。マウントフジジャズフェスティバルMC（1988～1991）や、マイケル・ジャクソン来日プレス発表の通訳、ジョージ・ベンソンの通訳、PP&M日本ツアーの司会及び通訳なども担当しました。

2008年にはNHKハイビジョン番組「異界百物語」に小泉八雲の妻 節子役で出演し、海外版（英語版）も同時に撮影され、海外では劇場公開も予定されました。2012年4月にはハワイ島ヒロ市で開催されたメリーモナークフラフェスティバルの前夜祭に出演し、好評を博しました。

2013年1月には、ロサンゼルスにてチェット・ベイカーが信頼を置いたピアニスト、ハロルド・ダンコと、ウェザー・リポートで活躍したジャズ・ドラムのピーター・アースキンと共にラブノーツ・スペシャルユニットを結成し、アルバム「LOVE & LIGHT」を全世界に向けてリリースしました。スタンダードジャズを中心に、オリジナル曲「Sakura2012」を含む全15曲が収録されています。同年5月には録音メンバーが来日し、JAPANツアーを開催。東京、大阪、高松の全会場がSold Outとなり、大成功を収めました。WEBマガジン「JAZZ PAGE」の2013年度人気投票では、「女性シンガー」「ベストボーカルアルバム」「コンボ/グループ」の各部門で1位を獲得しました。

著名な家族

井上真紀の家族もまた、著名な人物を輩出しています。高祖父は初代徳島市長の井上高格、曽祖父は明治期の英語学者でヘボンの影響を脱した最初の和英辞典を編纂した井上十吉、祖父は井上英会話スクール創始者の井上当蔵、祖母は井上文子、父は井上高、母は井上ケイです。

多彩な特技

馬術にも長けており、バージニア州への留学経験を持ち、東日本馬術大会や関東八都県大会で連続優勝するなど、数々の受賞歴があります。また、水泳ではマスターズのバタフライ部門で優勝しています。

クリス・コナーとの交流

伝説的なクール派ボーカリスト、クリス・コナーとは長年にわたる師弟関係と親交がありました。

テレビ出演

数多くのテレビ番組に出演しており、「ラブ･ノーツ in ハワイ」「異界百物語　Jホラーの秘密を探る」「Jazz Love Notes」シリーズ、「趣味悠々「アロハフラ!フラダンス入門」」など、多岐にわたるジャンルで活躍しています。キャスターやパーソナリティとしても、「週間地球ウォッチング」「キャッチアップ」「THE WAVE」「発信!リッチマン感覚」などを担当しました。

ラジオ出演

ラジオ番組では、「TOYOBOメモリーポップス」のパーソナリティを務めたほか、「坂上みきのBeautiful」「We Love Shonan」「ラジオ深夜便」「Oh！Boy」などにゲスト出演しています。

CM出演

アサヒ黒生のCM（2000 - 2001年）に出演しました。

作品

ラブ・ノーツの作品については、ラブ・ノーツの項目を参照してください。ソロ作品としては、ウクレレ奏者のオータサンとのジョイントアルバム「Pua Olena」（1997年）があります。

外部リンク

井上真紀公式ホームページ
ラブ・ノーツ公式ホームページ
ラブ・ノーツ公式フェイスブックページ
Love&Light公式PV
* 井上ケイ・リマナニフラスタジオ公式ホームページ

もう一度検索