井上絢登

井上 絢登（いのうえ けんと）について

井上絢登選手は2000年2月23日に福岡県筑紫野市に生まれたプロ野球選手であり、現在は横浜DeNAベイスターズに所属しています。彼は右投げ左打ちの選手で、外野手と内野手の両方をこなす柔軟性を持つことが特徴です。

経歴

プロ入り前

井上選手は筑紫野市立二日市小学校と筑紫野市立天拝中学校を卒業し、小学校時代は二日市ジュニアーズ、中学時代は二日市ボーイズでプレーしました。特に中学時代には1学年下の河野聡太選手とチームメイトだったことが知られています。久留米市立久留米商業高等学校に進学後、彼は当初ミート重視のアベレージヒッターでしたが、将来的なプロ入りを見越して3年春にはスタイルを一新し、スイング力を磨きました。その結果、高校通算20本塁打の成果を上げ、3年夏の県大会では準決勝まで進出しました。高校卒業後は福岡大学の商学部に進み、大学野球部ではすぐにレギュラーの座を確保。2年春の全日本大学野球選手権大会で本塁打を放つなどの活躍から、最終的には大学通算で10本塁打を記録しました。

井上選手は大学時代の仲間である仲田慶介選手とも友好的な関係を築き、一緒にプロ入りを目指しましたが、2021年のドラフトで指名漏れが生じ、その後は独立リーグでのプレーを選択しました。

四国・徳島時代

2022年に徳島インディゴソックスに加入し、シーズン初めは好調でしたが、夏場は成績が下降しました。それでも、68試合に出場して13本塁打、41打点を記録し、本塁打と打点での二冠王に輝きました。この記録は徳島球団のシーズン最多本塁打にあたります。次の2023年には副キャプテンとしてチームに貢献し、打率.312、14本塁打を記録し、再び二冠王に輝きました。最終的にはNPBドラフトで横浜DeNAベイスターズから指名され、見事プロ入りを果たしました。

DeNAでの活躍

2023年11月、入団交渉を経て横浜DeNAベイスターズと契約し、背番号55に決定しました。その後、2024年春季キャンプではA班メンバーとして参加。如果シーズン開始後は二軍で好成績を残し、4月に一軍昇格を果たすと、初の先発出場を果たします。

選手としては独立リーグでの成功から期待されています。パワーヒッターとして本塁打を量産し、特に右翼方向への打球が得意です。また、50メートル走を6秒1でこなす俊足を有し、守備でも三塁手としての能力を発揮することが期待されています。

人物像

大学時代の仲田選手との関係は深く、トレーニングを共にし切磋琢磨してきました。アルバイトも経験し、徳島時代には地元のホテルでバイキングスタッフとして働きました。ここでの経験は彼にとって貴重なもので、チームメイトにこのアルバイトを勧めたりしています。

井上絢登選手の今後の活躍に期待が高まります。彼のプロ入りからの成長、その熱意、そして独立リーグで得た経験は、今後のプロ野球人生に大きな影響を与えることでしょう。

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