井原あいあいバス

井原あいあいバスと美星町営バスの歴史と現状

岡山県井原市を走るコミュニティバス「井原あいあいバス」は、市民の生活を支える重要な交通手段です。本記事では、井原あいあいバスの概要、歴史、路線、そしてその前身である美星町営バスについて詳細に解説します。

井原あいあいバスの概要

井原あいあいバスは、井原市が運行するコミュニティバスで、市内13路線が運行されています。これらの路線は、井原地区と芳井地区、そして旧美星町にまたがり、地域住民の日常生活や通学、観光などを支えています。

井原地区の7路線は北振バスに委託されています。以前は井笠鉄道に委託されていましたが、同社の廃業に伴い、2012年1[[1月1日]]に委託先が変更されました。一方、芳井地区の2路線と美星地区の3路線は、スクールバスと間合い運用されており、時間帯によっては運行されない場合があります。

運賃は大人100円、小学生以下は無料です。井笠鉄道が運行委託をしていた時代には、回数券や各種バスカードが利用できましたが、北振バスへの委託変更後からは利用できなくなっています。

井原あいあいバスの路線

井原あいあいバスの路線は、大きく井原地区、芳井地区、美星地区の3つに分けられます。各路線の詳細は以下の通りです。なお、記載されている停留所名は、一部の便のみ停車する場所や、経由する停留所のいずれかを示しています。

井原地区

井原市街地循環便（旧田中美術館線）：井原駅発着で、市街地を循環する路線。他の路線との直通便も多数あります。
嫁いらず観音線：井原駅発着で、嫁いらず観音などを経由する路線。市街地循環便との直通便があります。
馬越恭平線：井原駅発着で、市内各所を巡る路線。市街地循環便との直通便があります。
北条早雲線：井原駅発着で、市内中心部と郊外を結ぶ路線です。
野上線：井原駅発着で、月曜と木曜のみ運行。
ぶどうの里線：井原駅発着で、火曜と金曜のみ運行。
子守唄の里線：井原駅発着で、水曜と土曜のみ運行。

芳井地区

芳井地区の路線は、スクールバスの間合い運用のため、運休となる場合があります。
天神峡線：月曜、水曜、木曜運行（祝日運休）
ごんぼう村線：火曜、金曜運行（祝日運休）

美星地区

美星地区の路線もスクールバスの間合い運用で、土曜日、日曜日、祝日は運休となります。運休となる場合もありますのでご注意ください。
黒木・星田線
黒萩・八日市線
鬼ヶ嶽線

美星町営バス

美星町営バスは、美星町（現井原市美星地区）が1972年4月に運行を開始した自治体バスです。美星町立美星小学校への統合に伴い、スクールバスとして運行を開始しました。道路運送法に基づく自家用バスによる有償運送（80条バス）として運行され、スクールバスに一般の乗客も同乗する混乗方式を採用していました。

3系統の町内循環路線と、スクールバスとして登校8系統、下校4系統、特別下校4系統がありました。土日祝日と年末年始は運休し、運賃は大人110円、小人30円でした。美星町が井原市に合併された後は、井原あいあいバスの美星地区路線として継承されました。

沿革

1999年1月1日：井原あいあいバス運行開始
2008年4月1日：一部路線の経路変更、阪谷朗廬線の運行日変更
* 2012年1[[1月1日]]：井笠鉄道廃業に伴い、井原地区7路線の委託先が北振バスに変更

まとめ

井原あいあいバスは、井原市の地域交通を支える重要な役割を担っています。各路線の運行状況や時間帯には注意が必要ですが、市民の生活に密着した便利な交通手段として、今後もその役割を担っていくでしょう。また、その前身である美星町営バスの歴史も、現在の井原あいあいバスを考える上で重要な要素となっています。

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