井坂美都

井坂美都：輝かしい経歴を持つ元女子サッカー選手、指導者としての新たな道

井坂美都（いさか みと）は、1976年1月25日生まれ、埼玉県出身の元女子サッカー選手であり、現在はサッカー指導者としてその情熱を次世代に伝えています。選手時代のポジションはフォワードでした。

選手としての輝かしいキャリア

1994年、井坂は浦和レディースFCに入団し、その年の第6回日本女子サッカーリーグで新人賞を受賞するという華々しいデビューを飾りました。1995年にはプリマハムFCくノ一（現・伊賀FCくノ一三重）に移籍し、チームの中心選手として活躍しました。

1997年6月15日には、サッカー日本女子代表に初選出され、国際舞台への扉を開きました。1999年には、第11回日本女子サッカーリーグで最優秀選手と最多得点の二冠を獲得。同年の女子ワールドカップ(アメリカ大会)に出場し、決勝トーナメント進出に貢献しました。2000年のシドニーオリンピック出場を目指しましたが、グループリーグ敗退という結果に終わりました。

アジア競技大会には、1998年と2002年の2度出場。しかし、2002年の最終戦で、相手選手から足を狙われるアクシデントに見舞われ、右膝靱帯断裂という全治3か月の重傷を負いました。この試合で交代出場したのは、丸山桂里奈でした。

指導者としての新たな挑戦

引退後、井坂はサッカー指導者として新たな道を歩み始めました。現在は、クーバー・コーチング・スクールジョイナス校でサブマスターとして、未来のサッカー選手育成に尽力しています。

2018年10月21日には、TBSのバラエティ番組「消えた天才」で、かつてのチームメイトである丸山桂里奈と16年ぶりに再会し、旧交を温めました。

所属クラブ

1994年：浦和レディースFC
1995年 - 2002年：プリマハムFCくノ一

タイトル

クラブ

プリマハムFCくノ一
日本女子サッカーリーグ: 2回 (1995, 1999)
皇后杯全日本女子サッカー選手権大会: 3回 (1995, 1998, 2001)
L・リーグカップ: 2回 (1997, 1998)
なでしこリーグカップ2部: 1回 (2018)

個人

日本女子サッカーリーグ
新人賞: 1回 (1994)
最優秀選手: 1回 (1999)
最多得点: 1回 (1999)
ベストイレブン: 2回 (1999, 2000)
通算200試合出場 - 2007年7月22日

代表歴

1997年6月15日 - 日本女子代表初出場 - 中国戦 (キリンカップサッカー)
* 1998年12月8日 - 日本女子代表初得点 - タイ戦 (1998年アジア競技大会)

井坂美都は、選手としてだけでなく、指導者としても女子サッカー界に大きく貢献している人物です。その情熱と経験は、次世代の選手たちに受け継がれ、更なる発展をもたらすことでしょう。

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