井関信介

井関 信介（いせき しんすけ）

1995年4月24日生まれ、愛知県春日井市出身のプロラグビー選手です。現在の所属はジャパンラグビーリーグワンに加盟するコベルコ神戸スティーラーズ。バックスのポジションであるウイング（WTB）やフルバック（FB）を主戦場としており、俊敏な動きと決定力が持ち味です。身長179cm、体重85kgと、これらのポジションに適した体格を備えています。

育成年代から開花した才能

井関選手のラグビー人生は、生まれ育った愛知県春日井市から始まります。高校はラグビーの強豪校として知られる天理高校に進学し、その才能を大きく伸ばしました。高校在学中には、U18世代のトッププレーヤーとして高校日本代表に選出されるなど、早くから全国レベルでの評価を得ていました。

天理高校を卒業後、2014年には同じくラグビーの名門である天理大学へ進学。大学でも中心選手として活躍し、さらなる経験を積みました。大学時代には、関西地方の学生トップ選手が集まる関西学生代表に選ばれたほか、将来の日本代表候補選手で構成されるジュニア・ジャパンのメンバーにも名を連ねています。これらの選抜チームでの活動を通じて、多様な戦術や高レベルのプレーを経験し、選手としての幅を広げました。天理大学では、西川和眞選手、王子拓也選手、水野健選手といった高校時代からのチームメイトに加え、赤平勇人選手、藤浪輝人選手らとも共に汗を流しました。

プロキャリアの始まりと現在

大学での実績が認められ、井関選手は2018年に天理大学を卒業後、当時のジャパンラグビートップリーグに所属していた神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現在のコベルコ神戸スティーラーズ）への入団を果たしました。プロラグビー選手としての新たな挑戦がここから始まりました。

チームに加入して間もない2018年9月29日、ジャパンラグビートップリーグの宗像サニックスブルース戦において、井関選手は先発メンバーとして出場し、記念すべき公式戦初出場を飾りました。これは、ルーキーイヤーから即戦力として期待されていたことの証でもあります。

現在は、チーム名がコベルコ神戸スティーラーズとなり、リーグ戦もジャパンラグビーリーグワンとして新たな体制に移行しましたが、井関選手は引き続きチームの主力選手として活躍しています。スピードと判断力を活かし、ウイングとしてトライを奪う場面や、フルバックとして最後のディフェンスラインを守るなど、攻守にわたってチームの重要な役割を担っています。これまでの豊富な代表経験とプロでの経験を活かし、リーグワンの舞台で更なる高みを目指しています。

主な経歴と代表歴

高校時代：天理高校でプレー、高校日本代表に選出。
大学時代：天理大学でプレー、関西学生代表、ジュニア・ジャパンに選出。
プロ入り：2018年に神戸製鋼コベルコスティーラーズ（現 コベルコ神戸スティーラーズ）に入団。
公式戦初出場：2018年9月29日の宗像サニックスブルース戦に先発出場。

井関信介選手は、各カテゴリーでの豊富な経験を持つ実力派プレーヤーです。ジャパンラグビーリーグワンという最高峰の舞台で、コベルコ神戸スティーラーズの勝利に貢献すべく、日々のトレーニングに励んでいます。今後の彼の活躍から目が離せません。

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