京王設備サービス

株式会社京王設備サービスについて

株式会社京王設備サービスは、京王電鉄を親会社とする京王グループの一員であり、東京都渋谷区に本社を構える総合設備管理会社です。その事業内容は、ビル総合管理、総合設備工事、警備業務、鉄道施設管理と非常に多岐にわたります。これらの事業を通じて、都市の機能維持と快適な生活環境の創造に貢献しています。

多岐にわたる事業内容

京王設備サービスの事業は、単なるビルメンテナンスに留まりません。具体的には、以下の様な業務を行っています。

ビル総合管理: ビルの設備管理、清掃、保守など、建物全体の維持管理を行います。
総合設備工事: 電気、空調、給排水などの設備工事を行い、建物の機能性を高めます。
警備業務: 施設内の安全を守るための警備業務を提供します。
鉄道施設管理: 京王電鉄をはじめとする鉄道関連施設の保守管理を行います。
駅業務受託（ステーションサービス）: 鉄道駅における運営や案内業務を請け負います。
公共施設の運営: 杉並公会堂や味の素スタジアムなど、公共施設の管理運営も行います。

このように幅広い事業展開が、同社の大きな特徴です。

ステーションサービス事業

1999年4月には鉄道関連事業部が設立され、駅業務受託事業を開始しました。京王電鉄だけでなく、横浜市営地下鉄、ゆりかもめ、りんかい線、多摩都市モノレールなど、他の鉄道事業者の駅業務も受託しています。この事業は、駅の運営を効率化し、利用者の利便性向上に貢献しています。

なお、同時期には東急電鉄が東急レールウェイサービスを設立するなど、大手私鉄を中心に駅業務のアウトソーシングが進む流れが生まれました。京王設備サービスは、その動きを牽引する役割を果たしたと言えるでしょう。

施設管理・運営業務

京王設備サービスは、単に施設の管理を行うだけでなく、その運営にも深く関わっています。例えば、杉並公会堂の運営管理や味の素スタジアムの管理など、大規模な公共施設の運営を担っています。また、2015年に開業した京王高尾山温泉の施設運営も行い、地域活性化にも貢献しています。さらに、新宿駅地下街にある「中部地方インフォメーションプラザ in 京王新宿」では、観光案内業務も担当しています。

沿革

京王設備サービスの歴史は、1964年2月に京王帝都電鉄（当時）によって京王サービス興業株式会社として設立されたことに始まります。

1964年：ビル管理業を開始。
1966年：電気工事業、塗装工事業を開始。
1970年：株式会社京王サービスに社名変更。
1972年：警備業を開始。
1973年：管工事業を開始。
1980年：札幌営業所を開設。
1993年：株式会社京王設備サービスに社名変更。
1996年：本社を神泉駅ビルへ移転。
1999年：鉄道関連事業部を設立。
2006年：杉並公会堂のPFI事業を開始。
2007年：桜上水総合事業所を開設。
2014年：会社創立50周年。
2018年：品川営業所を開設。

長年にわたり、社会の変化に対応しながら事業を拡大してきたことがわかります。

関連事項

京王設備サービスは、京王グループの一員として、以下の企業や施設とも関連があります。

京王グループ
京王電鉄
京王高尾山温泉
京王プラザホテル / 京王プラザホテル札幌
杉並公会堂
* ステーションサービス

まとめ

株式会社京王設備サービスは、その多岐にわたる事業活動を通じて、都市のインフラを支え、快適な生活環境の創造に貢献している企業です。今後も、その専門性と総合力を活かし、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

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