京都南ジャンクション

京都南ジャンクションについて

京都南ジャンクション（きょうとみなみジャンクション）は、京都府京都市伏見区に計画中の名神高速道路と第二京阪道路（油小路線）の接続点です。このジャンクションは、交通の利便性を高めるための重要なインフラとして位置付けられています。

概要

このプロジェクトは、西日本高速道路によって2017年度に事業化され、総事業費は約300億円が見込まれています。名神高速道路と、その北側を走る第二京阪道路との接続が計画されており、これにより京都市中心部と名神高速道路を結ぶ新たなルートが形成されます。これにより、大阪国際空港（伊丹空港）などへのアクセスが改善されるだけでなく、国道1号線などでの交通渋滞を和らげる効果も期待されています。

沿革

京都南ジャンクションに関連する歴史的な出来事を振り返ってみると、1963年7月16日に名神高速道路の栗東IC - 尼崎IC区間が開通したことが挙げられます。この時点から名神高速道路の利用が進む中、2008年1月19日には阪神高速道路8号京都線が上鳥羽出入口から第二京阪道路接続部まで開通し、これによって地域の交通網が一層整備されました。

さらに、2017年にこのジャンクションの事業化が決定され、2019年4月1日には阪神高速8号京都線が第二京阪道路に編入されました。2020年12月7日には都市計画が決定され、ついに2028年の完成を目指しています。

道路概要

このジャンクションでは、名神高速道路（E1）と第二京阪道路（E89）が接続します。具体的には、名神高速道路の京都東ICから深草BSを経て京都南JCTに至り、次に京都南ICへと続いています。また、第二京阪道路（油小路線）は上鳥羽ICからスタートし、京都南JCTを経由して城南宮北IC、城南宮南IC、伏見ICへと続いています。

期待される効果

このジャンクションの建設により、地域の交通環境が一変することが期待されています。特に、混雑が頻発する国道1号線や京都南インターチェンジ周辺の道路での交通渋滞が緩和され、通勤や観光客の移動がスムーズになるでしょう。また、名神高速道路と第二京阪道路の連結により、より効率的な物流が実現し、地域経済の活性化にも寄与することが見込まれています。

京南ジャンクションはその構想から実現までの道のりが注目されており、今後の進展も大いに期待されています。交通の要所としての役割を担うこのインフラは、地域の発展に大いに貢献することでしょう。

もう一度検索